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名車図鑑  ホンダ ホーネット シリーズ
ホーネット シリーズ 1996-2007
HORNET series
HORNET series 1996-2007  

軽二輪市場に大きなインパクトを放って登場
リヤタイヤに常識破りの超極太サイズをマッチさせ
250 ccクラスを意識させない堂々のスタイルを実現
CBR 譲りのツインカム4 気筒エンジンを搭載した
元気のいい走りっぷりが人気を呼んだ

HORNET series 1990年代に入るとレーサーレプリカブームがすっかり冷え込み、日本の軽二輪車市場は1988年をピークに新車需要が減少傾向を続けていた。そんな市場動向のなかで、起死回生を図るべく投入されたホンダの意欲的モデルがホーネットだ。
 第31回東京モーターショーで参考出品車として初披露され、そのアグレッシブなスタイリングに多くの注目を集め、1996年1月に新発売。
 それまでのネイキッドモデルは、どちらかというと、懐古的スタイルやおとなしい感じのモデルが多く、どこか元気のない雰囲気を漂わせるタイプが多かった
 そんななかに投入されたホーネットは、クラスを超えた迫力を漂わせ、堂々と力強い雰囲気の足まわりを誇ったところに、新鮮かつ強烈なインパクトを放ったのだ。タンクのデザインも左右に大きく張り出した迫力ある造形が採用され、俯瞰からの眺めはミドルクラスかそれ以上の貫祿を漂わせる。
 後方へ跳ね上がるシートレールに沿わせる形のアップマフラーが採用されたのも斬新かつ魅力的な特長。さらに極めつけはリヤに装着された180/55ZR17インチ(フロントは130/70ZR16)サイズのワイドラジアルタイヤだ。250tでありながら、リッタークラスのビッグバイクでさえも採用例が少なかった超極太タイヤをマッチしたのだから、そのインパクトは大きかった。
 走り去る姿や、斜め後方からのスタイリングは、それまでにない堂々たる迫力。と同時に路面グリップ力に対する大きな信頼感を生み出していたのが新鮮な特長となったのだ。
 搭載エンジンはCBRで培ってきた水冷ツインカムの直列4気筒。ギヤトレーンを採用した、精密機械をイメージさせるバルブ駆動メカは、いかにもホンダエンジンらしい高度なメカニズム。それを、ネイキッドタイプのバイクで楽しめる驚きも見逃せない魅力となる。
 モノバックボーンと呼ばれる、太い角パイプフレーム構造と、極太のアルミ押し出し角パイプを採用したスイングアームも、当時の250tネイキッドとしては、上質な雰囲気が醸し出されていた。
 実際その走りは、格段に頼れるグリップ感が印象深く、少しオーバーな表現をすると、コーナーで転ぶ気がしないほどのフィーリング。路面に食いついてくれる、確かな接地感は峠道でも安心してスポーツライディングできる雰囲気なのだ。スーパースポーツ系も侮れないほどの楽しい走行性能を発揮した。
小気味よく吹け上がるエンジンはやや低めのギヤリングも相まって、実用域からスロットルレスポンスに優れ、生き生きとダイナミックに走らせることができる。
そんな快活なスタイリッシュスポーツネイキッドとして、ホーネットは高い人気を獲得した。
1998年2月にはホーネット600がデビュー。さらに2001年9月には、ホーネット900(CB900ホーネット)も追加登場。
 日本ではあまり目立った人気を獲得するには至らなかったが、メインマーケットの欧州ではホーネット600が多くの競合モデルを抑えて一番人気を獲得した。    
 2006年のドイツはケルンメッセで開催されたインターモトでは、フルモデルチェンジされた最新型のスタイリッシュ・ホーネットがデビューし、大きな注目を集めている。
 外観デザインも搭載エンジンも、ひと時代大きな進化を披露。欧州のユーザーのみならず、日本のユーザーも新型ホーネットに魅了されている人は少なくないだろう。
 日本への導入はまだ未定だが、250tから大きな排気量へとシリーズ化された初代ホーネットの変遷を考えると、あるいは逆もあり得るかもしれないのだ。初代登場から11年が経過した今、400や250 の新型ホーネットが国内デビューしてくることに期待したい。
文=近田 茂
画像=ホンダ
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