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名車図鑑  スズキ DR-Z シリーズ
DR-Z シリーズ 2000-2007
DR-Z Series
DR-Z Series 2000-2007  

国内のミドルクラスに独自参入し
ライバル無き存在として高い人気を獲得
400cc 専用で新開発されたスズキの意欲作
逞しくも元気のよい出力特性が好印象
SMの追加投入で、再び注目を集め
その完成度の高さは多くのユーザーを魅了した

DR-Z Series 「DR」は4サイクルエンジンを搭載するデュアルパーパス系モデルに採用されてきたスズキのブランドネームである。
 DR-Z400Sはその前身となったDR250/350(1991 年に登場)の後継モデルとして2000年4 月に新登場している。
DR250/350 はデビュー以来、国内外で9 年にもわたるロングセラーモデルとなっていただけに、DR-Zは、二世代先を歩むべく、全て一から新開発されたスズキの野心作だった。
DR-Z400Sはストリートモデルだが同時にエンデューロ競技専用モデルとして軽量高性能を追求。キック始動のみとし、乾燥重量が何と113kgに仕上げられたDR-Z400 も投入する力の入れようだったのだ。
 DR-Z400Sの乾燥重量は129kg。始動方式にはセルフ式も採用されているが、エンデューロマシン直系のレプリカバージョンとして話題になった。開発当初より、400ccモデルとして一から新設計され、結果としてライバル無き貴重な存在としても、大きな注目を集めたことはまだ記憶に新しい。
軽量コンパクトな造りが徹底された水冷ツインカムの4バルブ単気筒エンジンには、当時の最新技術を結集したスズキ高速メッキシリンダーを採用。最高出力29.4kW(40ps)/7500回転を発揮。低速からの粘り強さも併せ持ち、十分なトルクを発揮しながらスムーズに吹け上がる。元気のいい快活なスロットルレスポンスは、まさに独断上の魅力を発揮。その能力の高さに魅了されるライダーは多い。
例え舗装路の峠道でさえも、生き生きとダイナミックに走れ、軽快なグッドハンドリングと相まって、ロードスポーツモデルを凌ぐほどのポテンシャルを誇り、なによりその走りには侮れない楽しさが光った。
角断面のクロモリ鋼セミダブルクレードルフレームには、アルミのリヤフレームをマッチする前後分割式が採用されている。
 ミドルクラスのデュアルパーパス系モデルは、残念ながらあまり目立った市場ではないが、それでもDR-Z400Sはあなどれないセールスを記録した。
 さらに見逃せないのは、2004年11月にDR-Z400SM が追加投入され、これもまた静かなヒットモデルとして注目を集めたのだ。
ネーミングの末尾につけられたSMとはスーパーモタードの意味。基本はDR-Z400Sだが、オンロード用のフロント 120、リヤ160サイズの極太17インチタイヤを履き、フロントフォークはφ47mmの倒立式を採用。シングルディスクブレーキはφ310mmの大径ローターが採用されている。
フロント3・5 、リヤ4・5 インチ幅のワイドなアルミカラードリムの採用。リヤのスイングアームもテーパー形状で新設計された。長いストロークを誇る前後サスペンションに関しては、RM(モトクロスマシン)で培われたノウハウを基にチューニングされた。その総合的な仕上がり具合への評価は高く、モタードバイクとしてまじめにポテンシャル向上が図られた点も好印象を呼んだ。
 爆発的な大ヒットとは言えないがこの手のカテゴリーの中では、軽妙かつ躍動的な乗り味が市場で高く評価され、スズキのミドルクラスではナンバーワンのセールスを記録。
2006年5月には、アクスルシャフトにスライダーを装備したり、テーパー形状のハンドルバーを新採用するなど、さらに熟成されて魅力度をアップしたニューモデルが投入されている。日本において、デュアルパーパス系モデルは250ccクラスが主流ではあった。それらと比較するとDR-Z400Sの価格は決して安くはないが、それよりもレベルの高い高性能を発揮し、その楽しさが市場で正当評価された結果の人気と言えるだろう。
文=近田 茂
写真=SUZUKI、松川 忍
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