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名車図鑑 歴史に名を残す往年のバイクの名車・旧車。その開発秘話に迫る。
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名車図鑑 カワサキ KLX
 KLX 1993-2006
KLX
KLX 1993-2006  

それまでの4ストモデルとは印象を異にして
高回転まで気持ちよくまわるエンジンと
戦闘能力の高い足まわりとで人気を博したKLX
今でもその高い走りは健在だ
そんなKLXの過去から現在までを見てみよう

KLX KLXは1992年12月。「闘う、4スト」としてうたわれたコンペティション用のKLX250Rの先行投入に始まっている。ハイパー・オフロードレーサーとしてデザインされ、当時独壇市場だったホンダXRの真っ向ライバルに躍り出た極めてエキサイティングなモデルだ。
 同クラスのルーツをさかのぼるとKL250RやKL250にたどりつくことは間違いない。しかし、純粋なエンデューロマシン(競技専用車両)を母体にして登場してきている点にブランニューモデルとしての、大きなインパクトがあった。
 それまでにもカワサキは、KL250でセミエア式のフロントフォークや、大きくレイダウンされたリヤショックによって、優れたサスペンション性能を披露。KL250Rではクラス初の水冷エンジン搭載などで話題を提供してきたが、KLXでは思いきったエンデューロ・レプリカモデルの初投入という意味で注目を集めたのだ。
 当時のエンデューロレース人気も相まって、レプリカ系の市販オフロードモデルが、2ストロークから4ストロークへと移行し始めるきっかけとなったモデルでもある。もちろんナンバーを着けられない競技専用車ではあったが、32ps/8500回転を発揮するエンジンと、わずか104kgという軽量な乾燥車重。そして前後輪のホイールトラベルが280mmを超えるサスペンションなど、そのすべてが戦闘力の高さを物語るにふさわしい仕上がりだった。
 そんなKLX250Rをベースに公道走行できる一般市販バージョンとして1993年に登場したのが、KLX250SRだ。
 保安パーツが装着され乗車定員は2名。リヤフェンダーの上にはコンパクトなバッグも標準装備。当然車両重量は増加し、エンジンもデチューンされてきたが、それでも最高出力は30ps/8500回転と高回転まで伸びのいい出力特性を発揮。乾燥車重も109kgにおさえられ、価格は1万円安い設定だった。
 エンジン始動方式がキック式のみだった点も含めて、先行デビューしたR仕様に極めて近いかたちで登場してきた点も特徴。それまでの4ストローク車とは、大きく印象を異にした。極めて元気よく走れるポテンシャルの高さが人気を呼び、2ストキラーと呼ばれたほどだ。
 もちろんオン&オフ系モデルを購入するユーザー層は、エンデューロレースに参戦する人が主流ではないが、モータースポーツシーンに直結するハイパフォーマンスとそれらしいイメージは、KLXの大きなチャームポイントとなった。
 また、多くの一般ユーザーに向けて、正立式のフロントフォークやセルモーターを装備。ヘッドライトを大型化したKLX250ESも追加投入。乾燥重量は119kgになったが、エンジンは基本的に共通だった。
 エンデューロコースで本領発揮できるSRと標準的オフロード系モデルとしてのES。KLXは2種類のラインナップが続けられてきたが、1999年以後は1機種に統合。
 セル付きのESが熟成されるかたちで一本化。ネーミングはKLX250になり、フロントフォークにはSRに使用していた倒立式に換装。乾燥重量は116kgで登場した。
 2001年には、環境性能の向上を追求したKLEEN(カワサキ・ロウ・エキゾースト・エミッション・システム)の採用を中心にマイナーチェンジ。燃料タンク容量は8〜7.5Lに変更。乾燥重量は117kgになり、エンジンの出力特性も若干おとなしくなっている。
 基本的に車体カラーはライムグリーンを基調としたものだが、2003年にはオレンジカラーを追加投入するなど、リフレッシュしながら現在までロングセラーを続けている。
文=近田茂
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