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名車図鑑 歴史に名を残す往年のバイクの名車・旧車。その開発秘話に迫る。
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名車図鑑 スズキ インパルス
 インパルス 1981-2004
SUZUKI IMPULSE
IMPULSE 1981-2004  
80年代初頭に400ccクラスへと先進の技術を組み込んで投入された
4サイクルミドルスポーツネイキッド、「インパルス」
姿は変わりながらも、そのDNAは受け継がれ続けた
「衝撃、衝動」というネーミングを持った
このバイクの系譜をひもといてみよう
SUZUKI IMPULSE インパルスといえば、スズキがミドルクラススポーツに採用したネーミング。残念ながらそのキャラクターには一貫性がなく、スタイリングが紆余曲折した関係もあって確かなブランド力を築き上げるには至っていない。しかし、初代モデルや2代目では、そのネーミングのとおりバイクマーケットに衝撃を与えてきたことだけは間違いない。
 ルーツを辿るなかで、やはりもっとも印象に残っているのは初代モデルの登場だ。改造車と見間違うような装備とデザインを採用。当時としてはかなり大きなインパクトがあったのを今でもハッキリと覚えている。
 それは1982年のこと。前年にデビューしたGSX400Fをベースに、よりスポーティなマシンへと変身、同FSとして登場した。カタログには、全日本チャンピオンを獲得した水谷勝氏がインパルスを駆って竜洋のスズキテストコースを疾走するシーンが表紙を飾る。
 メインコピーには、「ザ・レーサースピリット・マシン」と表現されていた。黒色を強調したカラーリングをはじめ、全体的にややワイルドなイメージを加味したキャラクターが特徴。当時は400ccミドルクラスに4気筒マルチエンジン搭載車が、各社から出そろったころ。傾向として、どれも上質で落ち着きのある大人びた仕上がりだったのだ。
 余談ながら一部マーケットではそんなミドルクラスのスポーツモデルを違法改造して乗るユーザー層もあり、インパルスはそんなニーズを踏まえた商品コンセプトにも見えた。 ヨシムラも開発に加わったサイクロンマフラー(4in1の集合管)を備え、爆発順序どおりのエキゾーストパイプ配列によってスムーズな排気効率を誇る。軽量化にも貢献し乾燥重量は171kg。48馬力/1万500回転の最高出力を発揮する空冷ツインカム4バルブのTSCCエンジンには、高性能の安定発揮に欠かせないオイルクーラーも装備され、なかなかエキサイティングな走りっぷりを発揮した。
 いっぽうそのスタイリングで大きな衝撃を与えたのが2代目インパルス。1986年に登場したGSX400Xだ。赤色の角パイプフレームに赤シート。前方に伸ばされたフレームマウントの角形ヘッドライトをボルトオンしたスタイリングは斬新かつユニークなものだった。ハーフフェアリング仕様も同時デビューしたが、個性的という意味ではネイキッドスタイルのほうにダントツのものがあった。
 SATCS(スズキ・アドバンスド・スリーウェイ・クーリング・システム)を採用したエンジンは空冷とヘッド水冷と油冷を合わせたもの。ショートストローク化されて高回転高出力を発揮。全部で10ピストン対向キャリパーのブレーキなど、すでに人気のレプリカ系GSXーR譲りのパーツを採用しながらも、ストリートスポーツバイクとしての新提案が込められていた点が印象深い。
 ただ大きな人気を獲得するには至らず、インパルスの名はまたもや途切れ途切れになってしまったのだ。 そして90年代のネイキッドブームにそのネーミングは再び復活した。1994年にビキニカウル装着のタイプSが登場。ネイキッドもそろえ、その後何度かのマイナーチェンジを経て現在に至っている。
 当初から一貫するのは、TSCCと呼ばれるスズキ伝統の複合渦流式燃焼室を採用したツインカム4バルブ4気筒エンジンを搭載していること。また、右側に集合する4in1マフラーの採用にある。全体の雰囲気はやや大人しく、けっして衝撃的なキャラではないと思えるが、その伝説を伝え続け確かなブランド力を育てるには、今後の商品戦略に期待が掛けられていると思えるのだ。
写真=東 広幸 文=近田 茂
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