新車・中古バイクの検索:名車図鑑
サイトマップ お問合せ Goo-netトップ
新車・中古バイクの検索
名車図鑑 歴史に名を残す往年のバイクの名車・旧車。その開発秘話に迫る。
TOP > バイクを知る > 名車図鑑 > カワサキ ZZR シリーズ
名車図鑑  カワサキ ZZR シリーズ
ZZR シリーズ 1990-2007
ZZR series
ZZR series 1990-2007  

世界最速を課せられたカワサキのフラッグシップモデル
怒濤のパワーとスピードを持ちならがらも意外にもフレンドリーな性格も持つ
誕生以来、多くのファンを獲得し世界中で愛され続けている
夢と思われていた300km/hという速度を現実味あるものにしたモンスターマシン
その過去から現在までを見てみよう

ZZR series カワサキがリリースする豊富なバリエーションのなかでも、ハイエンドモデルとして君臨。スーパースポーツとして世界最強レベルの高性能と、グランドツアラーとしての快適性を併せ持つのが特徴だ。ZZRは、まさに同社が誇る至高のフラッグシップモデルである。
 カワサキが世界最速最強の名を勝ち取ったのは、73年デビューのZ1に端を発している。空冷DOHC4気筒903ccエンジンを搭載した堂々たるスポーツバイクとして、北米市場を中心にヒット。カワサキというブランドネームを世界中に轟かせることに成功した。
 84年に登場したGPZ900R Ninjaで、よりたしかな評価を獲得。世界中で得られた高い人気は、その後も根強く続き、20年におよぶロングセラーモデルとなったのはよく知られている。
 ちなみにNinjaはフロントに16インチホイールを採用し、低く身構えたフォルムに個性的な迫力を漂わせていた。エンジンを露出させたフルフェアリングを装備。当時としてはエアロダイナミクスに優れたフォルムも幸いし、サイドカムチェーン方式の水冷908cc、115ps のエンジンを搭載し、最高速度は一気に250km/hオーバーの世界に突入した。
 86年、フラッシュサーフェス化でより進化したエアロフォルムを身にまとい997cc、125psエンジンを搭載したGPZ1000RXを投入。自ら世界最速レコードを更新したのだ。
 さらに翌87年には、アルミeーBOXフレームを採用してスポーツ性を強化。車重はRXの238から222kgへダウン。そしてエンジン出力を137psに向上させたZXー10を登場させた。ゼロヨンは10・5秒で走りきり、最高速度は270km/hレベルに向上。他の追随を許さなかったのである。
 そして90年、ついにZZRが登場する。Ninjaから進化してきたZXー10のエンジンは、さらにボアを2mm拡大し、排気量を1052ccにアップ。最高出力は147psまで高められた。
 ZXー10を進化熟成させたZZR1100はカワサキのフラッグシップにふさわしいモデルとして世界のバイクフリークたちから高い評価と人気を集めたのだ。
 余談ながらZXのネーミングは、94年に登場したZXー9Rへと引き継がれ、やがて実質的な最速マシンとしてはレーシングマシンに近いスーパースポーツとしてZXー10R〜12R へと引き継がれる。
 しかしカワサキのハイエンドモデルとして、ZZRの評価とステータス性に揺るぎはなかった。順次熟成進化が重ねられ、ロングセラーモデルとなっていったのだ。
 02年にはアルミツインチューブフレームを採用し、フルモデルチェンジ。ZRX用エンジンをベースに、改良を加えた1164ccのエンジンを搭載するZZR1200が登場。
 そして06年。満を持して登場した最先端モデルが、ZZR1400だ。東京モーターショーのカワサキブースで多くの観客の熱い視線をくぎ付けにしていた光景はまだ記憶に新しい。つまりZ1から脈々とつながってきたカワサキが誇るフラッグシップモデルとして、最強最速の座を担う至高のスーパースポーツモデル。
 だれにも負けないポテンシャルの高さを秘めながら、高速快適ツアラーとして走らせられるところに、大きな価値と魅力があり、ユーザーにはかけがえのない喜びを提供する。
 高回転高出力の追求はエンジンのショートストローク化の歴史でもあったが、今回はスクエアに戻す方向に改善されているのも見逃せない特徴。ショートストロークに違いはないが、ボア・ストロークは84×61mmの1352ccに設定。最高出力は、なんと190psを発揮。アルミモノコックによる車体は215kgという軽さも達成。また新たな世界最強モデルとしての道を歩みだしているのだ。
文=近田 茂
写真= 松川 忍
次へ >>
PAGE:1 / 2 / 3 / 4 / 5

名車 BACK NUMBER

ヤマハ マジェスティ
スズキ DR-Z400シリーズ
ホンダ CBR600RR
スズキ スカイウェイブSS
ヤマハ セロー250
カワサキ KLX250
ヤマハ SR400
ホンダ シルバーウイング600
ハーレーダビッドソン スポーツスター XL883
ヤマハ ドラッグスター 400
ホンダ フォルツァ
カワサキ W650
スズキ バンディット1250S
スズキ GSX-R600
カワサキ ZX-6R
スズキ イントルーダー シリーズ
ヤマハ YZF-R6
カワサキ ZZR250
ホンダ CBR600RR
スズキ DR-Z シリーズ
カワサキ ZZR400 シリーズ
ヤマハ DT/ランツァ シリーズ
バルカン シリーズ
ホーネット シリーズ
スズキ SV シリーズ
カワサキ ZZR シリーズ
ビューエル
スズキ グラストラッカー ビッグボーイ/グラストラッカー
カワサキ ZX-9R/10R
ドゥカティ モンスター
ヤマハ RZ
ハーレーダビッドソン スポーツスター
カワサキ KLX
ドゥカティ スーパーバイク
BMW R G/S&GS
ホンダ CRM250R
カワサキ バリオス
スズキ バンディット1200
ホンダ スーパーカブ
カワサキ ZRX/ZRX II
ホンダ VTシリーズ
ホンダ モンキー/ゴリラ
カワサキ W650
ヤマハ  マジェスティ
スズキ インパルス
ヤマハ セロー225
ホンダ VFR
ホンダ ゴールドウイング
モタード
ヤマハ VMAX
ヤマハ ドラッグスター フォー&ドラッグスタークラシック フォー
400cc NAKED
ホンダ N-Project
ヤマハ TW200/225
ホンダ XR250
スズキ スカイウェイブ

株式会社プロトコーポレーション 会社概要 | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告掲載について | よくある質問と回答
COPYRIGHT(C) PROTO CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.