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名車図鑑  ヤマハ YZF-R6
YZF-R6 1999-2007
YZF-R6
YZF-R6 1999-2007  

YZF-R1の血統を受け継いだ
生粋のミドルクラス・スーパースポーツ
デビュー翌年のWSSで見事に
チャンピオンの栄冠を獲得
欧米のスポーツファンに大きな人気を呼ぶ
日本のユーザーにとっても羨望のマシンである

YZF-R6 4サイクル4気筒エンジンを搭載するヤマハのミドルクラスレーサーレプリカとして、そのルーツを遡っていくと、原点は83年の第25回東京モーターショーで参考出品されたFZR400Rに辿り着く。またその後は輸出モデルとしてFZR600が侮れない人気を誇っていたことも見逃すことはできないだろう。
 しかし、YZF-R6は時代とともにさらに進化したレーシングテクノロジーをふんだんにフィードバックし、極めてレーシーなミドルマシンとして99年にデビューした。 つまり、それまでのFZR系とは異なりまったく新しいブランニューモデルとして登場しているのだ。イメージリーダーはズバリ兄貴分のYZF-R1である。98年に登場したR1は、ツイスティロード世界最速をテーマに開発されたのが特徴。リッターマシンでありながら、軽量な車体を武器にクィックに身をひるがえせる軽快なハンドリングを特徴とした。 ライバルメーカーが世界最速モデル造りに動き出すなか、ヤマハはあえてそこには参加せず、独自の路線を貫いたのだ。世界の市場に、ビッグバイクをスポーツとして操る楽しさを訴求したR1の戦略と高性能ぶりは大いに評価された。
 そんなR1の血統をそのまま受け継ぎ、ミドルクラスの兄弟モデルとしてリリースされたのが今回のR6である。それは98年、ドイツはミュンヘンメッセで開催されたインターモトで欧州市場向け(輸出)モデルとして初お目見えしている。
 デビュー当初、クラスいちのハイパワーを誇ったエンジンには、ヤマハ独自の高速メッキ技術を投入したケース一体式シリンダーを採用。YZF600R比較で5mmショートストローク化され、12・4対1というハイコンプレッションを得て、リッター当たり200馬力に相当する最高出力120ps/13000回転を発揮した。アルミデルタボックスフレームも進化したII型に刷新され、スイングアームにはトラス構造のロングアームをマッチ。乾燥重量は169kg、ホイールベースも1380mmと短縮され、コンパクト軽量な車体設計が実現されている。
 ちなみにYZF600Rと比較すると車重は18kgダウン。ホイールベースも35mm短縮されていたのだ。56度と深いバンク角が稼ぎ出されたのも大きな特徴だ。 
 翌00年のWSSでチャンピオンマシンに輝いた実績は、そのポテンシャルの高さが並大抵のものでは無かったことを如実に物語っていると言えよう。基本コンセプトはR1同様、峠道最速の実力と操る楽しさにあることは間違いないが、モータースポーツシーンでも高い評価を集めた。02年のインターモトには、燃料噴射装置を採用するなど、フルモデルチェンジを実施した2世代目モデルを出展。ヤマハCFアルミダイキャスト技術を導入した二輪市販車初のオールダイキャスト製フレームの採用でも話題をまいた。生産性も高く、コスト負担を軽減してくれたのも見逃せない特徴なのだ。
 またこのR6のフレーム技術やエンジンは、03年末に欧州市場向けオールラウンダーとして投入されたFZ6ーSフェーザー等にも採用され、輸出市場向けにはバリエーション展開が増強されている。
 R6は国内市場では販売されず逆輸入車が流通しているのみだが、モータースポーツ専用マシンとしての「レースベース車」に関しては、年間50台レベルで正規販売されている。これはレースを志すユーザーを対象としたもので、色々なサポート体勢もしかれているのだ。
 04年のインターモトでは、エンジンとフレームを熟成。そして05年のパリショーには、量産二輪車初の電子制御スロットル搭載のニューモデルを披露した。ツインインジェクターを装備し最高出力は127ps/14500回転、乾燥重量は161kgまで進化しているのだ。
文=近田 茂
写真=松川 忍
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