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名車図鑑 歴史に名を残す往年のバイクの名車・旧車。その開発秘話に迫る。
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名車図鑑 ホンダ XR250
 XR250 1995-2004
XR250
XR250 1995-2004  
XR250、バハ、モタード
3兄弟でさまざまな
楽しみを提供してくれるXRシリーズ
その源流を求めれば、約40年前の
CLというバイクにたどり着く歴史のあるバイクだ
「オフロードをより楽しく!」
明快なコンセプトとその変遷を見ていこう
 現行のXRシリーズのベースができあがったのは今から9年前、'95年のことである。以来、スーパーXRは昨年、初の大きなモデルチェンジを経験。モトクロッサーCRFシリーズを思わせるルックスを得て、現在へと至るオフの人気定番モデルとなっている。
 '95年のモデルチェンジ以前、国内モデルはXRではなくXLR、さらにそれ以前はXLX、XLと、XL系の名前が公道用モデルの主流を成していた。じつは当時からXR自体は存在したが、ホンダにおいてXRといえば、海外向けを中心にしたオフロード走行専用モデルだった。
 その成り立ちがきわめてユニークだったのは、モトクロスレース用のCRとは性格が異なり、プレイライディングを含め、エンデューロやデザートレースなどに供される守備範囲の広いバイクだったことである。たとえばXRの大きな市場である北米では、各地に「オープンエリア」というオフ・ハイウエイ・ビークル(つまり、公道用以外の乗り物の意味)用に開放された巨大なエリアが点在し、そこで週末を過ごす、という遊びの文化が確立していた。
 そんなXRは、ウイークエンドオフローダーのために、高い走破性はもちろんバツグンの乗りやすさが求められた。CRが相手とするモトクロストラックは、いわばサーキット。数周回ればコンディションを把握し、それに乗り方を合わせられる。対してXRが相手にするライディングエリアは、まさに広大な自然だ。乗り手に無用な緊張を強いることなく、走る楽しさを享受できるバイクに仕上げる。これがXRが持つフィロソフィとなる。
 剛性は高いがしなやかなサスペンション、パワフルだがフラットトルクで扱いやすいエンジン。これらは高いトラクション特性を生み出し、乗りこなす難易度を上げずにバイクの楽しさを乗り手に伝えた。余談だが、長い間XRが空冷にこだわっているのも、転倒してラジエターなどを壊して走れなくなることが、自然のなかではイコール遭難を意味するという理論によるものだ。
 こんなフィロソフィを持ったバイクがオフロードライダーのハートをつかまないはずがない。そしてその基本ポリシーは、XL系とまったく同根だ。
 スーパーXR以前、国内で販売されてきたXLシリーズは、車体、エンジンなどの基本は同じながらも、サスペンションストロークや吸排気系、そしてカムシャフトなどに変更を受け、ややマイルドにしつけられたエンジン、そしてふたり乗りを考慮したサスの設定など、XRからオフロード成分を少しだけ間引き、ストリートの使い勝手を付加したモデルだったのだ。
 ホンダのオン・オフモデルの系譜は、40年以上前に登場したCLシリーズによって始まり、SL系へと転化、そしてXL系へと進化をした。CL時代はロードモデルのタイヤやフェンダー、ホイール径やサスペンション設定をオフロードに適したものを取り付けた、という今のオフモデルよりはるかにロード寄りの装備だった。まだオフロードバイクという言葉がなく、スクランブラーと呼ばれていた時代である。
 そしてSL系では、ツインエンジンモデルの存在があったりするが、ボディ関係はのちのXL系に近くなってくる。続くXL系は、オン/オフモデルに向けたエンジンやフレームの開発、そしてストロークが伸びたサスなど、オフロードをより快適に楽しく、そして速く走れるように運動性が向上した。
 スーパーXRへと続く道のりは、ファン・オブ・ライディングの進化でもあり、「悪路との戦い」をマシンバランスの進化により、「楽しむオフロード」へと変換した歴史でもあったのである。
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