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名車図鑑  スズキ イントルーダー シリーズ
イントルーダー シリーズ 1985-2007
INTRUDER series
INTRUDERseries 1985-2007  

本格派アメリカンを目指したスズキの野心作
その出来栄えは見事だった
初代はスマートな車体に長いシリンダーを持つ水冷エンジンを搭載
いち時期カタログから消えるも
そのブランドネームはクラシックとして復活した

INTRUDER series 1985年、日本のマーケットがレーサーレプリカブーム向けの商品戦略で急加速を始めていたころ、スズキからイントルーダーが登場した。ガンマやGSXーRを投入し、勢いに乗るスズキが、別のカテゴリーに向けて力を発揮した野心作だ。
 なにしろそれまで、スズキがリリースするアメリカンタイプは、スポーツバイクをベースにし、おもにライディングポジションをモディファイした程度の、たとえばGSX250Lの様なモデルに過ぎなかった。それだけにイントルーダーというネーミングの響きを始め、堂々たる風格とぜいたくな香り漂うフォルム。45度V型ツインという、ハーレーダビッドソンの領域に踏み入れたとも言える英断に、大きな驚きと拍手を持って市場に受け入れられたのだ。
 ちなみにネーミングは乱入者、侵入者、あるいは軍事用語では夜間の襲撃機を意味している。
 余談ながらそれまでスズキが発売したアメリカンタイプで、高い評価を集めたモデルにGN400があった。エンデューロモデル用に開発された単気筒エンジンを流用したものだったが、軽量な車体と組み合わされたその走りは逞しく、スッキリとした巧みな外観デザインとともに、じつに爽やかな乗り味を発揮した。残念ながらGN400は、大ヒットにはならなかった。しかしそのスロットルレスポンスと、五感を刺激される乗り味は、Vツイン750という大排気量を得たイントルーダーで見事に開花したと言える。   
 ラジカルクルーザーと呼ばれたイントルーダーは完全な新開発モデルで、そのパーツのすべてからぜいたくな雰囲気が醸し出されていた。
 現在のスケール感とは比較できないだろうが、ホイールベースは1545mm。シート高は680mm 。最低地上高は125mm。そのロー&ロングフォルムはじつに堂々としている。クロームメッキ仕上げされた部品を多用。細身に仕上げられたパイプダブルクレードルフレームも同一色で塗装されていた。
 フロント19、リヤ15インチのアルミリムや独自の美しい組み方を披露するスポークホイールを採用。回転計を持たない速度計のみを単品で装着。美しく仕上げられた左右スイッチボックスなど、シンプルな仕上げのなかに、ことごとく上質なクォリティを漂わせていたのだ。
 細かな冷却フィンで化粧されたVツインエンジンは水冷式。SOHC4バルブ。ボア・ストローク80×74・4mmというショートストロークタイプの747ccで、前後バンクに異なるタイプを採用したツインキャブで63 馬力/7000回転の最高出力と、最大トルクは7kg・m/6000回転を発揮し、後輪は左側に通るシャフトでドライブされた。
 当時の和製アメリカンとしては、その堂々としたスタイルとトルクフルな乗り味が話題になった。5速ギヤのトップホールドのまま、アクセル操作のみでイージーにクルージングできる。その逞しいスロットルレスポンスは、自由気ままな旅心を誘うものだった。よりスマートな乗り味が楽しめるフラットバーハンドルと、いわゆるホースバックライディングが楽しめるアップハンドル仕様が選べたのも特徴だ。
 その後イントルーダーは、輸出専用の1400(デビュー当時はVツインとして世界最大排気量と世界一のビッグトルクを誇った)や国内専用の400 、そして250 にもシリーズ展開されて進化してきた。400はブランニューのデスペラードにいち時期受け継がれたが、今世紀からは再びイントルーダークラシックとして復活。その名がスズキのアメリカンモデルを象徴する根強い人気ブランドとして定着していることが理解できるだろう。
文=近田 茂
画像提供=スズキ株式会社
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