パーフェクト購入ガイド

購入前の予備知識

乗りたいバイクを決めて免許を取得しよう

ツーリングに行きたい。機動力のある日常の足が欲しい。あこがれのライダーのように颯爽とサーキットを走ってみたい、etc……。バイクに乗りたい動機は人さまざま。そんなバイクの免許は排気量によって、原付、小型限定、普通二輪、大型二輪と分かれており、さらに原付を除くすべての免許にAT限定(スクーターに乗ることができる)がある。また、免許によっては取得できる年齢も変わる。自分が乗りたい、欲しいバイクにはどんな免許が必要か? それを理解した上で免許を取得しよう。

輸入車と逆輸入車

海外メーカーが生産、日本で輸入&販売している車両が輸入車。国内メーカーが海外のマーケット向けに輸出した車両を再度日本へ輸入した車両が逆輸入車。アフターサービスについては、海外メーカーの輸入車はそれぞれのディストリビューターが、国内メーカーの逆輸入車は、メーカーの系列企業やインポーターが、それぞのサポート体制を整えている。

  • ネイキッド
    カウル付きのバイクに対してネイキッド(裸)と呼ばれる。もっともスタンダードなスタイルで、世界中のさまざまなメーカーのモデルが選べる。
  • クルーザー
    ハーレーに代表されるロー&ロングスタイルは、ゆったりしたライディングポジションが特徴。400cc以上のエンジンを積んだモデルが多い。
  • スクーター
    シート高が低く、さらにシート下にラゲッジスペースを持っていることから、日常の足として人気がある。AT免許で乗ることが可能。
  • フルカウルスポーツ
    もともとはレーサーをそのまま市販化したような超高性能レプリカが主流だったが、現在はスタイル先行で開発されたモデルもある。
  • オフロード
    長い前後サスペンションや高いシート、軽量なボディは、未舗装の路面を走るために必然の装備。タイヤはブロックパターンを採用している。
  • アドベンチャー
    ここ数年、人気上昇中のカテゴリー。長いサスペンションと、走行風からライダーを守るスクリーンを持ち、世界中を旅するライダーに好まれている。

免許の種類を理解しよう

原動機付自転車免許
いわゆる”原付”免許。搭載するエンジンの総排気量が50cc以下の二輪車に乗ることができる。取得は16歳から可能で、学科試験のみ(実技講習がある都道府県もあり)。また運転免許(小型特殊免許を除く)でも運転することが可能。
二輪免許
区分は、総排気量125cc以下の原付二種に乗れる普通二輪小型限定、400cc以下に乗れる普通二輪、排気量制限のない大型二輪の3種類。いずれも免許取得には実技と学科試験をパスしなければならない。取得年齢は大型のみ満18歳以上となる。
オートマチック限定免許
左で解説した二輪免許それぞれにオートマ(AT)車限定免許がある。AT限定の大型免許は、運転できる総排気量に制限があったが2019年より無制限に変更された。取得年齢は、二輪免許と同じで大型のみ満18歳以上となる。