バイクの見つけ方

乗りたいバイクが見つかったら 自分の目でしっかりチェックする!!

乗りたいバイクが見つかったら 自分の目でしっかりチェックする!!

ショップで目当てのバイクを見つけたら、購入を決める前に、本体をしっかりチェック。電装系や機関に関わる部分のチェックは、プロもしくはメカにかなり詳しい人の知識が必要になるが、目に見える箇所ぐらいは、自分でチェックする目と知識を身につけたい。下に示したチェックポイントは、それほどメカに詳しくなくても、良し悪しが判断できる部分。

独自のチェックシート(メモ)を作って、複数の候補車両を見比べているうちに、自然と見る目が肥えてくるはずだ。また、エンジンを始動して調子をチェックしたい場合は、事前に販売店にお願いしておくこと。整備前の状態で展示されていたりするので、なかには始動できない個体があることも覚えておこう。

  • A. メーター/ハンドル周り
    オドメーターが示す距離と、車体の消耗具合に乖離がある場合は、メーター交換の可能性あり。ハンドルのバーエンドには、何らかの理由でバイクを倒した跡が残る。
  • B. 灯火/バッテリー類
    灯火類は、まずタマ切れを確認。ユニット内部に水がたまっていないかをチェック。バッテリーは電圧や液漏れ、以前に交換された時期などを確認したい。
  • C. ワイヤー/レバー
    ブレーキやクラッチにワイヤーを使っている車両は、レバーを握った際の動きもチェックしよう。レバー類の曲がりは転倒跡かも。
  • D. エンジン
    エンジン始動がOKな車両は、エンジンの異音、オイル漏れ(水冷エンジンであれば水漏れも)、エキマニの付け根からの排気漏れなどをチェックしよう。
  • E. シート
    実際にまたがらせてもらって、ヘタり具合をチェックしよう。さらにシートの裏側やシート下に装備されている、工具や整備書なども合わせてチェックしたい。
  • F. チェーン
    ドライブチェーンはその構造上、長期間使うと伸びが出てくる。チェーンの伸びと合わせて、スプロケット側の減り具合もチェックするようにしよう。
  • G. マフラー
    アフターパーツを装着した状態で販売されていることもある。もしもそれが希望のパーツであればラッキー。こだわりすぎると、良い個体を見逃すこともある。
  • H. サスペンション
    試乗ができる車両では、実際に乗ってヘタリなどをチェックしたい。試乗ができない場合は、各部のオイルにじみやサビ、キズなどをチェックしておこう。
  • I. ブレーキパッド
    走行距離の目安にはならないが、パッドの厚みが2mmを切っていたら交換時期。パッド交換は、提示された車両価格に含まれるのか、担当者に聞いてみよう。
  • J. タイヤ
    ゴムでできたタイヤは、5000km〜1万km程度の走行距離、または3年程度が交換時期の目安。ミゾが残っていても、表面の硬化具合を合わせてチェックしたい。
  • カウル(スクーター、SS)
    スクーターやスーパースポーツは、キズをチェック。また、パネルによってカウルの痛み具合が違っていたら、なんらかの理由で交換されている可能性がある。
  • ラゲッジ(スクーター)
    スクーターのシート下のラゲッジスペースは、荷物もたくさん入り便利。ただその分手荒に扱われていた形跡が残っていたりする場合も。