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各モデルのライディングポジション&足つきCHECK

バイクを購入する際に、多くの人が気にするのが「足つき性」。
その目安として「シート高」を気にする人は多いがこの2つには関連性があるのだろうか?

角の取れたシートとコンチハンドルによって足つき性に不安はなし!!

CB400F
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ホンダ CB400Fのカタログホンダ CB400Fのカタログ

タログスペックでは785mmというシート高を持つCB400F。同クラスとしては一般的な数値だが、実際に跨がってみるとどうか? 身長162cmの僕が跨がると、両足のつま先はしっかりと着くことができた。ハンドルはコンチタイプで、上半身はリラックスすることができるので、大きな不安もなく乗ることができるだろう。

CB400F
ライダーの身長は162cm。両足のつま先をしっかりと着けることができたのは、角の取れたシート形状とスリムなサイドカバーのおかげだろう。
CB400F
CB400F
シート形状はフューエルタンク側が絞り込まれており、さらに角が取られている。そのために足をスッと降ろすことができ、スペックの数値以上に足つき性は良い。アップライトなハンドルによって、ライディングポジションも自然でラクなものだった。

スリムな車体とシートは自然に足を降ろすことが出来る!!

YZF-R25
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ヤマハ YZF-R25のカタログヤマハ YZF-R25のカタログ

ZF-R25のシート高は780mmで、CB400Fよりも5mm低い。実際跨がってみると、それ以上に足つき性がよく感じた。ただ、ハンドルを持つと印象が少し変わる。セパレートハンドルによって上半身が伸びた状態になり、その分、下半身に余裕がなくなる。総合的に見ると、CB400Fより足つき性は若干悪く感じる。

YZF-R25
上半身が前傾となり、その分、足に余裕がなくなっているのが分かる。セパレートハンドルは、足つきに影響を与えるのだ。
YZF-R25
YZF-R25
リッタークラスのスーパースポーツほどキツくはないが、YZF-R25もセパレートハンドルを採用。ハンドルが遠くなる分、体全体が伸びた状態となり、その結果として足つきも悪くなっている。ただ、シート形状を工夫するなどで、それらのデメリットはかなりカバーされている。

800mmオーバーのシート高でも、スリムなシートとサスペンションで足つき良好

SEROW250
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ヤマハ セロー250のカタログヤマハ セロー250のカタログ

フロードモデルのセロー250は、今回試した3台のなかでも最もシート高が高い。しかし、いざ跨がってみると他の2台と足つきはほとんど変わらない。これはシートが3台中最もスリムであることに加え、リアサスペンションがしっかりと沈み込むことが要因。カタログでは高い数値のシートも、実際に跨がると低くなることがあるのだ。

SEROW250
ライダーの体重によるサスの沈み込みのおかげで、カタログ数値から想像されるような足つきの悪さはまったくない。むしろ車体が軽い分、安心感は高い。
SEROW250
SEROW250
しっかりと肉厚で、角が取れていることもない。しかし跨がれば、他の2台とほとんど同じ足つき。シートがスリムでリアサスペンションが沈み、さらにハンドルも手前にあって上半身に余裕があることが、良好な足つき性を生み出しているのだ。
重要なのはシート形状やハンドルの遠さなど。足つき性は複合的な要因で決まる!!
HONDA SHADOW Classic【400】
HONDA SHADOW Classic【400】
400ccクラス 最低シート高:660mm
400ccクラスで最もシート高が低いのがシャドウクラシックとドラッグスター。ともにアメリカンモデルで、マシンのスタイリングに合わせたシート高となっている。
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ホンダ シャドウ400クラシックのカタログホンダ シャドウ400クラシックのカタログ
KAWASAKI Ninja400 ABS Limited Edition
KAWASAKI
Ninja400 ABS Limited Edition
400ccクラス 最高シート高:805mm
最も高いシート高を持つのがニンジャ400シリーズ。スーパースポーツ風のフォルムにスポーツネイキッドを思わせるライディングポジションで人気のモデルだ。
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カワサキ Ninja400のカタログカワサキ Ninja400のカタログ
ハンドル
足つき性というと下半身ばかりに注目しがちだが、じつはハンドル形状も重要なポイント。ハンドルが手前にあれば、足つきも良くなるのだ。
サイドカバー
シート高がいくら低くても、サイドカバーなどが出っ張っていたり、バイク自体の幅が広ければ、足つきは悪くなってしまう。
リアサスペンション
リアサスペンションは車種によって沈み込み方が大きく異なる。とくにオフロードモデルは柔らかいので、想像以上に足つきがよくなるものも多い。

シート高は、バイクの
フォルムを知るための項目

 自分が欲しいバイクが、果たして足がつくのだろうか? そんな心配をしつつ、カタログのシート高をチェックして諦める・・・そんな経験をした人もいるのではないだろうか? しかし、じつは足つき性はシート高を見ただけでは分からない。足つきを決定しているのは、シートの高さだけでなく、その形状、サスペンションの固さ、サイドカバーやフレーム形状など、複合的な要素によるのだ。つまり、足つきの善し悪しを判断するのは、跨がってみるのが一番ということ。アメリカンのように重心が低いモデルはシート高が低く、オフロードモデルは高い。このことから分かるように、シート高はじつは最低地上高などと同じ、バイクのフォルムを知るための項目と思った方が良いだろう。

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