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名車図鑑 BMW R G/S&GS
 R G/S&GS 1980-2006
R G/S&GS
R G/S&GS 1989-1996  

ビッグオフローダーの代名詞的存在、R G/S&GS
その巨体からは想像つかない優れたオフロードでの運動性能と ツアラーとしての快適性を持ち合わせるオンロードでの走行性能
それゆえに幅広い人たちに人気のあるモデルだ
そんなR G/S&GSの過去から現在までをみてみよう

R G/S&GS オフロードタイプのバイクは、エンデューロ系と呼ばれるものでも、軽量なシングルエンジンを搭載しているのが一般的。そんな常識を覆して登場し、世界市場を驚かせたのが81年デビューのR80G/Sだ。
 当時から保守的なイメージの強かったBMWは、アウトバーンで育まれた快適高速ツアラーとしてのキャラクターに定評があった。現在にも続く水平対向2気筒エンジンを搭載するRシリーズに対する信頼性と人気は侮れない。ただ、そんなキャラがデュアルパーパスモデルに組み合わされて登場するとは、当時は誰も想像していなかった。
 きっかけは1980年正月にスタートした第2回ラリー・オアシス(パリ・ダカ)だ。砂漠を走破する9000kmにもおよぶとんでもないエンデューロイベント。スペシャルフレームにR100のエンジンを搭載、ストロークの長い前後サスペンションを装備したワークスBMWが参戦。 オリオールのライディングで一時は4輪をも凌ぐ走りを披露。その年残せなかった結果は、翌81年にリベンジを果たし、見事頂点に輝いた。つまり第3回パリ・ダカのウイニングマシン・レプリカとしてデビューしたのがR80G/Sだ。
 GSとはゲレンデ・シュポルトから由来。走る場所がダートでもBMWが誇る高速巡行性能の高さに裏付けられた新製品の登場だった。
 伝統のフラットツイン(空冷OHV)エンジンを搭載したそれは、当時としてはやはり大柄なフォルムが特徴だったが、リヤには片支持スイングアームに1本ショックを採用。乾燥重量は167kg。19・5Lの燃料タンクを備え300 km以上の航続距離を誇り、快適ツアラーとしての、ブランドイメージを裏切らない基本性能を備えていたのだ。
 ヤジロベーのように左右に張り出すシリンダー前方には転倒時のダメージを軽減するツヤ消し黒塗りのガードバーを採用。後部にはパニアケース装着用のアタッチメントも装備されていた。オンロード性能も旋回中の落ち着きのある乗り味など、エンデューロ用タイヤを装着していながらもツアラーとしての資質にも優れていた。
 ダートでも足を付いたり、前輪をリフトしたりするには向いていないが、よく粘る出力特性や低重心設計とロングホイールベースが生きて、不思議なほど走りやすかったのを、今でも鮮明に覚えている。そして直進安定性に優れロングライディングを快適にこなしてくれる点がとても魅力的な逸材だったのだ。
 その後80G/Sは86年まで販売。84年にはビッグタンクを備えたパリダカ仕様が登場し日本でも話題になり侮れない人気を呼んだ。デビュー年は本国と国内とで微妙に異なるが、87年には第2世代といえるR100GSが。一方本国では弟分のR65GSもデビューしている。
 R100GSはより大きく立派になっただけでなく、高速クルーザーとしての機能性も盛り込まれ、デュアルパーパスとして快適な乗り心地を発揮。オンロード性能も熟成され、
ブレーキ性能も向上。翌年にはやはり巨大タンクを搭載したパリダカ仕様が追加投入された。
 国内未導入モデルもあるが、90年代には、カジュアルな雰囲気のR80GSベーシックや、Kalahariと呼ばれるモデルも登場。
 そして94年には、ハイカムの新世代ボクサーを搭載したテレラバーサスペンションを採用したR1100GSがデビュー。代を重ねるごとにオンロード性能を熟成。98年には本国でR850 GSも登場。さらに99年にはR1150GSへチェンジ。
 オフ指向のユーザーに対応するアドベンチャーも追加投入された。そして04年、大幅なシェイプアップを果たしてR1200GSが登場。世界市場で高い人気を誇っている。
文=近田 茂
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