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※写真は受注期間限定のCBR250R<ABS>Special Edition。2014年6月8日に受注終了。 |
シングルエンジンを搭載し、往年の名を復活させたCBR250Rが登場したのは、2011年3月のこと。軽量で扱いやすく、快活に吹け上がる気持ちの良いエンジンを得たCBR250Rは、新しい世代、新しい時代を切り開くスポーツモデルとして爆発的なヒットとなった。それから3年の年月が経ち、2014年4月、スタイリングを一新させブラッシュアップを図ったニューCBR250Rが登場した。
大きな変更点としては、2眼タイプとなったヘッドライトだろう。CBRシリーズの長兄にあたるCBR1000RRの意匠を受け継ぎ、その顔つきはまさにスーパースポーツ直系の血筋。ミドルカウル、テールカウル、サイドカバーのデザインも合わせて一新し、さらにスポーティな佇まいとされている。
基本的にはストリートユーザーがほとんどだが、従来モデルが登場した時から開催されているワンメイクレース(CBR250ドリームカップ)の人気も高く、参戦ライダーからの要望などもモデルチェンジではフィードバックされているという。エンジンは、吸気系インレットダクトとコネクティングチューブ形状、バルブタイミングなどを変更することで、最高出力を1kWアップの21kWに引き上げた。低回転域の粘り強さはそのままに、高回転でのパワーが盛られた分、ファンライド要素も極めた。
実際のところ市街地、ワインディング、高速道路と、一般的に多く使われるであろうどのステージにおいても、とても高い完成度を感じることができた。走らせるだけで楽しくなることができるバイクの基本的な魅力が凝縮された一台である。
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