ヤマハ SR400FROM1978
シンブル・イズ・ベスト
オートバイの原点がここにある
SPECIFICATIONS |
エンジン |
空冷単気筒2バルブSOHC |
排気量 |
399cc |
ボア×ストローク |
87.0×67.2mm |
最高出力 |
20Kw(27ps)/7000rpm |
最大トルク |
29Nm(3.0kgm)/6500rpm
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全長×全幅×全高 |
2085×750×1105mm |
タイヤサイズ |
F:90/100-18 |
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R:110/90-18 |
シート高 |
790mm |
車両重量 |
168kg |
燃料タンク |
12L |
価格 |
48万6150円〜 |
70年代、大きくてパワーのあるオートバイがもてはやされた時代、世のなかの流れに逆行するかのように登場したのがSR400だった。スリムな車体に単気筒エンジンを搭載して、オートバイの楽しさの原点を追求しようとしたこのマシンに多くのライダーが夢中になった。今SRに乗ってみても、決して速くはない。しかし、シングルならではの力強いトルクとドコドコという独特の鼓動感や排気音があるため、飛ばさなくても十分に楽しめる。30年前から続いたレトロなデザインもあって、現在見るととても新鮮だ。ただし残念なことに09年で生産が中止。在庫分だけの販売となっている。
スポークホイールと18インチのフロントタイヤは、しっとりとしたハンドリングを生み出す。最終シリーズのブレーキはディスクだった。
レトロなデザインと美しい仕上がりもSRの魅力の一つ。普遍的なこのデザインに憧れて購入する人も少なくなかった。
オフロードモデルXT500のエンジンをロード用にして搭載。キックのみだが手順を守れば簡単に始動することが出来る。
- SR400/500
- 30年間大きな変更なし
オフロードモデルXT500のエンジンを搭載したオンロードモデルがSR。当初は排気量に400と500の2種類があった。基本設計は30年間変更がなかった。
ヤマハ マジェスティFROM1995
スクーターのイメージを変えた革命児
ラグジュアリーの流れはここから生まれた
SPECIFICATIONS |
エンジン |
水冷単気筒4バルブSOHC |
排気量 |
249cc |
ボア×ストローク |
68.0×68.6mm |
最高出力 |
14Kw(19ps)/6500rpm |
最大トルク |
22Nm(2.2kgm)/5000rpm |
全長×全幅×全高 |
2175×780×1185mm |
タイヤサイズ |
F:110/90-13 |
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R:140/70-12 |
シート高 |
700mm |
車両重量 |
188kg |
燃料タンク |
12L |
価格 |
70万2450円〜 |
90年代のビッグスクーターブームの火付け役となったのがヤマハのマジェスティ。単なるスクーターでなく二輪のスポーツセダンを目指したということで、それまで単なる移動手段だったスクーターに趣味性やステータスが加わった。また、タンデムライディングの楽しさを多くのライダーに伝えたのもこのマシンだった。現行モデルはこのコンセプトがさらに進化して走りの性能が大きく向上した。高剛性な車体に最新のサスペンション、パワフルなエンジンにヤマハ独自の変速システムYCCーATを装備。外装もゴージャスになって、よりスペシャリティで魅力的なマシンになっている。
エンジンにはYCC-ATを装備。モードを切り替えればライダーがセミオートマチックで変速を楽しむことが出来る。
スクーターに欠かせないシート下のスペース。ハンドリングやデザインが変わってもこの部分は犠牲になっていない。
左右に取り付けられたフロントのボックスは便利。高速券を入れたり、レインウエアも収納できたりと使ってみると、そのありがたさが分かる。
- マジエスティ
- 一躍スクーターが人気カテゴリーに!
大柄の車体にメットインの大容量収納スペースを確保するなどして人気となった初期型マジェスティ。スクーターカスタムのベースにも使われ、スクーター人気の火付け役といえる。
ヤマハ セロー250FROM1985
速さではなく楽しさを追求し
オフロードの新しい世界を開拓
SPECIFICATIONS |
エンジン |
空冷単気筒2バルブSOHC |
排気量 |
249cc |
ボア×ストローク |
74.0×58.0mm |
最高出力 |
14Kw(18ps)/7500rpm |
最大トルク |
19Nm(1.9kgm)/6500rpm |
全長×全幅×全高 |
2100×805×1160mm |
タイヤサイズ |
F:2.75-21 |
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R:120/80-18 |
シート高 |
810mm |
車両重量 |
130kg |
燃料タンク |
9.6L |
価格 |
49万3500円〜 |
セローは、オフロードライディングの楽しさを多くの人に知って欲しいという設計者の思いから生まれたマシン。速さではなく、扱いやすさが徹底的に考えられていたため、初心者のみならず、上級者からも高い評価を受けて発売当時、大ヒットとなった。現行型は車体がひとまわり大きく、排気量も225ccから250ccとなった。オフを遊ぶというより、オフもオンも両方楽しめるような性格になったのだ。低中回転からトルクがあるエンジンはオフロードをトコトコと走るのに最適。乗りやすくて疲れない性格のため、オンロードだけでもオールマイティに使うことができる。
排気量アップがはかられた空冷2バルブエンジンは、徹底して軽量コンパクト。低中速トルクの太さと扱いやすさが特徴だ。
ライトカウルの下にあるバーは、オフロードで動けなくなった時に掴み引っ張るためのもの。セローならではの装備だ。
リンク付きリヤサスペンションは乗り心地も良く、オフでの性能も十分。シート高も低くなるように配慮されている。
- セロー 225
- 二足ニ輪でオフロードをテクテク進む
初心者でもオフを走れるように車体は軽量かつコンパクト。エンジンも排気量は225ccだった。シート高が低いこともあって女性ライダーにも人気だった。