カワサキ エストレヤFROM1992
250クラス初の本格的なデザインで
レトロ旋風を巻き起こした風雲児
SPECIFICATIONS |
エンジン |
空冷単気筒2バルブSOHC |
排気量 |
249cc |
ボア×ストローク |
66.0×73.0mm |
最高出力 |
15Kw(20ps)/8000rpm |
最大トルク |
20Nm(2.0kgm)/6500rpm |
全長×全幅×全高 |
2075×755×1030mm |
タイヤサイズ |
F:90/90-18 |
|
R:110/90-17 |
シート高 |
735mm |
車両重量 |
160kg |
燃料タンク |
13L |
価格 |
51万8000円 |
レトロなデザインでオールドバイクブームの口火を切ったのがエストレヤ。多くのオートバイが速さを追求していた当時、こういったテイストのマシンは250ccクラスに存在せず、しかも本格的なマシン作りがされていたため大きな話題となった。エンジンはロングストロークの単気筒。そのために250ccでありながらシングルの鼓動感があり低中速で力強いトルクを生み出すのが特徴。現行モデルでは排ガス規制に対応するため、キャブレターからインジェクションに変更された。これにより走った感じもマイルドに、低中速域のパワーもアップして乗りやすくなった。
リヤフェンダーはスチール製でメッキ仕上げ。プラスチックと違って高い質感。細部の作りこみが全体のクオリティを上げている。
昔のオートバイに使われていたキャプトンタイプのマフラーを装備。十分消音されていながら心地よい排気音を響かせる。
250ccとしては力強いフィーリングのエンジン。直立したシリンダーやクランククースのデザインがレトロムードを盛り上げる。
- エストレヤ
- メグロのオートバイを思わせるスタイル
カワサキの前身であるメグロのオートバイを彷彿させるデザイン。直立して背の高いエンジンはこのマシンのために設計され、後にTR250にも使用された。
カワサキ ZRX1200DAEGFROM1997
硬派な走りのネイキッドから
優等生への華麗な変身
SPECIFICATIONS |
エンジン |
水冷並列4気筒4バルブDOHC |
排気量 |
1164cc |
ボア×ストローク |
79.0×59.4mm |
最高出力 |
81Kw(110ps)/8000rpm |
最大トルク |
107Nm(10.9kgm)/6000rpm |
全長×全幅×全高 |
2150×770×1155mm |
タイヤサイズ |
F:120/70-17 |
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R:180/55-17 |
シート高 |
795mm |
車両重量 |
246kg |
燃料タンク |
18L |
価格 |
112万円〜 |
90年代、ゼファーでネイキッドブームを作り出したカワサキが次に出した答え、それがハイパフォーマンス指向のZRXだった。外観は80年代にアメリカのスーパーバイクレースで活躍したS1や当時の人気モデルエディ・ローソンレプリカをイメージしていた。しかし最新モデルのダエグでは方向性を修正。迫力ある外観はそのままに、エンジンと車体の特性を変更。ストリートで楽しく走れることを徹底的に考えているため、ビックマシンということが信じられないくらい思いのままに動く。普段、街を走っているだけでもマシンコントロールの楽しさが感じられるマシンなのである。
サスペンションやブレーキの特性も実用速度域での作動を考慮しているから、街中で自由自在なフィーリングとすることができた。
カウリングは、昔のスーパーバイクを彷彿させるデザイン。小型ではあるもののその効果は低くない。新型ではエッジ利いたスタイルに変化。
ストリートで実際に使う回転域の特性を徹底的に考慮したエンジン。スムーズかつパワフル、そして扱いやすい。
- ZRX1100
- ハイパフォーマンスビッグネイキッド
外観は80年代のスーパーバイクカスタムマシン。車体やエンジンはスポーツバイク。過激なモノを組み合わせたパッケージがこのマシンの個性だった。