ホンダ CB400 スーパーフォアFROM1992
クラスを越えた完成度と魅力
これぞジャパニーズスタンダード
SPECIFICATIONS |
エンジン |
水冷4気筒4バルブDOHC |
排気量 |
399cc |
ボア×ストローク |
55.0×42.0mm |
最高出力 |
39Kw(53ps)/10500rpm |
最大トルク |
38Nm(3.9kgm)/9500rpm
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全長×全幅×全高 |
2040×725×1070mm |
タイヤサイズ |
F:120/60-17 |
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R:160/60-17 |
シート高 |
755mm |
車両重量 |
199kg |
燃料タンク |
18L |
価格 |
71万9250円〜 |
ネイキッドブームの始まった90年代前半に登場してベストセラーになったのがCB400SF。教習車として活躍するくらいに初心者でも乗りやすい一方、エキスパートが乗れば峠でスーパースポーツ真っ青の速さ。ネイキッドレースでも圧倒的な強さを誇った。現行モデルは可変バルブシステムのVTECも装備してメカ好きの心もくすぐる。大型免許を持っているライダーの多くは中型のオートバイにあまり目を向けることがない。しかし、この大きさとパワーは日本の道路事情にベストマッチ。排気量を超えた大きな魅力を持っているマシンである。
スポーツ走行やサーキットにも十分対応できるプリロード付きの高性能なサスペンションと、ブレーキを装備している。
リヤサスはリンクを持たないツインショック。最新のスタイルではないが性能は十分。どんな走りでも不満は出ない。
エンジンにはVTECを装備。回転数が上がると4バルブになってパワーアップ。ミドルクラスとは思えないほどパワフルだ。
- CB400スーパー フォア
- ネイキッドレースで無敵の強さ
この当時のネイキッドとしては、非常に高いスポーツ性を持っていた初期型CB400SF。当時人気だったネイキッドレースでは無敵の強さを発揮していた。
ホンダ VTRFROM1992
乗ればだれもが感じられる
オートバイを操つる喜び
SPECIFICATIONS |
エンジン |
水冷V型2気筒4バルブDOHC |
排気量 |
249cc |
ボア×ストローク |
60.0×44.1mm |
最高出力 |
22Kw(30ps)/10500rpm |
最大トルク |
22Nm(2.2kgm)/8500rpm |
全長×全幅×全高 |
2080×725×1055mm |
タイヤサイズ |
F:110/70-177 |
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R:140/70-17 |
シート高 |
760mm |
車両重量 |
161kg |
燃料タンク |
12L |
価格 |
55万6500円〜 |
80年代前半から続いているホンダの250ccVツインエンジンを搭載したVTシリーズがVTRに姿を変えたのは92年。扱いやすさと乗りやすさでだれでも不安なく走ることができたため、初心者や女性ライダーから支持された。だが最近になって、このマシンのスポーティさが見直されている。VTRは、基本性能こそシッカリ作り込まれているものの、スポーツバイクとしてみた場合、エンジンの絶対性能は決して高くない。けれど、扱いきれないほどの高性能マシンが増えるなか、VTRは全開にする楽しさやマシンを操る楽しさが感じられる数少ないマシンになったのである。
シングルディスクだが制動力は十分。過度に太いタイヤでないことが乗りやすさにもつながっている。ホイールには専用デザインを採用。
スリムな車体のシート下には収納ボックスを装備している。容量は小さいながらも、実際に使ってみると非常に便利だ。
スチールバイプをトラス構造に組み上げたフレームに、扱いやすく全域でトルクフルなVツインエンジンを搭載している。
- VTR
- 素直なハンドリングが魅力
トラスフレームにVツインエンジンを搭載したデザインは初期モデルから変更無し。しなやかなフレームのおかげで、素直なハンドリングが生まれた。
ホンダ スーパーカブFROM1966
世界に誇る日本一のロングセラー
基本スタイルは今も変更無し
SPECIFICATIONS |
エンジン |
空冷単気筒2バルブOHC |
排気量 |
49cc |
ボア×ストローク |
39.0×41.4mm |
最高出力 |
2.5Kw(3.4ps)/7000rpm |
最大トルク |
3.8Nm(0.39kgm)/5000rpm |
全長×全幅×全高 |
1800×660×1010mm |
タイヤサイズ |
F:2.25-17 |
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R:2.25-17 |
シート高 |
735mm |
車両重量 |
79kg |
燃料タンク |
3.4L |
価格 |
20万4750円〜 |
世界一の生産台数を誇るスーパーカブ、その記録は現在も更新され続けている。カブの魅力は徹底的に使う側のことを考えて作られたその設計思想。汚れないフルカバーのチェーンやレッグシールド(足の泥よけ)、ブレーキをかけてもフロントが沈まない独自のサスペンション。加えて大きな積載性と堅牢さ。すべてが40年以上前、デビューした時に考えられ、そして現在もほとんど変わることなく受け継がれている。しかし形は昔から変わらなくても心臓部は最新。ホンダ自慢の4ストロークエンジンにPGMーFIを組み合わせ、クリアな排気と低燃費、十分なパワーを発揮する。
ミッションはロータリー式ですべて前に踏み込むタイプ。だから靴の痛みを気にせずギアチェンジすることが出来る。
大きなリヤキャリアとツインショックなどは発売当初から変更無し。チェーンがすべてカバーされているから足元も汚れない。
エンジンは伝統の4サイクル単気筒で、インジェクション(PGM-FI)を組み合わせ低燃費とクリーンな排気を実現。扱いやすさも素晴らしい。
- スーパーカブ C50
- 50年以上基本的な姿変わらず!
初期型スーパーカブC50。しかし普遍的なこの形が生まれたC100から数えれば、じつに50年以上という世界的な大ロングセラーのマシンなのである。
ホンダ CBR1000RRFROM1992
現在国内唯一のリッタースーパースポーツ
最新装備満載で走りを追求する
SPECIFICATIONS |
エンジン |
水冷並列4気筒4バルブDOHC |
排気量 |
999cc |
ボア×ストローク |
76.0×55.1mm |
最高出力 |
87Kw(118ps)/9500rpm |
最大トルク |
95Nm(9.7kgm)/8250rpm |
全長×全幅×全高 |
2080×680×1130mm |
タイヤサイズ |
F:120/70-17 |
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R:190/50-17 |
シート高 |
820mm |
車両重量 |
211kg |
燃料タンク |
17L |
価格 |
139万円〜 |
ビッグマシンの多くがツアラー的性格を持っていた90年代前半に、コンパクトな車体と高い運動性能で新しい世界を開いたCBR900RR。それが現在のスーパースポーツの元祖だ。その後、パフォーマンスが年々向上して1000RRとなった。超高性能なマシンがひしめくこのクラスで、早くから国内仕様をラインアップ。最高出力は輸出仕様に比べて若干落ちるが、まったく不足はなく、逆に日本の道路事情にマッチしたエンジンと車体の特性を持っている。また、世界で唯一、スポーツ走行に適応したABS装備車がラインアップ。サーキットでもGPライダー並みの減速が可能になる。
118馬力を発生する高回転型エンジン。パワーと同時に扱いやすさや環境性能も高いレベルでバランスさせている。
電子制御のステアリングダンパーは速度などを感知し低速では軽快なハンドリング、高速では高い安定性を確保する。
マシンの下に装備されたサイレンサーは低重心化のため。逆三角形の断面なのはバンクしたとき路面に接地しないため。
- CBR900RR
- 世界中でベストセラー
軽量な車体にハイパワーエンジンを搭載したリッタークラススーパースポーツの先駆となったのがこのモデル。ホンダの最新技術を結集したマシンだった。