台湾のスクーターブランドPGOからJbubu(ジェイブブ)125sが日本に導入された。先に発売されていたJbubu125Duosはクラシカルで可愛らしいイメージだったが、当モデルはスタイリッシュでスポーティなキャラクター。デザインは曲線が多く使われたネオクラシカルなイメージだが、全身をマットブラックとすることで、精悍な雰囲気を身にまとっている。黒革に赤いステッチの施されたシートはこのモデル専用のものだ。
エンジンは空油冷を採用した単気筒4バルブ、124.8ccで、最高出力は11.3ps。走り出してすぐに感じるのは、エンジンのスムーズな吹け上がり。パワーの出方はあくまでジェントルでガツンと来るようなパンチはないものの、いつの間にかスルスルっと周囲の流れをリードしている速さを持っている。また、「STOP&GO」と呼ばれるアイドリングストップシステムを採用し、省燃費に配慮。これはエンジンが停止するまでの時間を任意に設定できるほか、再発進の際にはブレーキを握らないとエンジンがかからないなどPGO独自のシステムだ。
サスペンションは、前後ともに路面のショックをよく吸収し、多少の凹凸なら軽快に乗り越えられる実力を秘めている。旋回性も良好で、ハンドリングはニュートラルで倒し込み動作にも無理がない。さらにブレーキは前後ディスクを採用しているので、コントローラブルで制動力も不満なし。Jbubu125sは、都市にマッチするスタイリッシュでスピーディ、そしてエコロジカルなコミューターといえる。
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