ハーレー・ダビッドソンから新しいビッグツインモデルが登場した。快適な走りと迫力のスタイリングで、日本でも人気の高いダイナファミリーに『FLDスイッチ・バック』が新たに加えられたのだ。
大型のスクリーンや両サイドのパニアケースなど、一見するとツーリングファミリーのロードキングのような装備を持っており、かなり立派な車格に見える。
ところが、実際に跨ってみると、かなりコンパクトにパッケージングされていることがわかる。足つきはもちろん、ハンドルまでの距離や車重など、女性ライダーでも扱えるサイズなのだ。これなら「ツーリングファミリーの車両では大きすぎて、取り回しが……」と悩むライダーでも安心して乗り回す事ができる。
しかしこのスイッチ・バック最大の特徴は、スクリーンとパニアケースを簡単に取り外すことができることにある。なんと、工具などを一切使わず、わずか60秒であっという間にストリップスタイルへと変身させられるのだ。これなら普段はパニアやスクリーンを外して軽快なスタイルを楽しみ、ツーリングに出かける時だけそれらを取り付ける、ということも簡単。とにかく親切な設計なのだ。
エンジンは人気のツインカム96を搭載する。味付けはとてもまろやかで、スロットルを開けることが本当に心地よいから、ペースを問わずビッグツインならではの鼓動感を楽しめるだろう。
価格は、ツーリングファミリーよりも手頃な設定。早くもヒット作の予感がする一台である。
|