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特徴的なスリーホイールスタイルのピアジオMP3。発売当初から世界中で愛され、今日まで至っている。そのMP3に、今回電気モーターとガソリンエンジンとのハイブリッドモデルが追加された。ガソリンエンジンは、同門ブランドであるジレラのランナーなどに搭載される125cc。それに2.6kwを発生する電気モーターが組み合わされている。
ガソリンエンジンに加え電気モーターを作動させることにより、高出力を得るハイブリッドパワーモード。ガソリンエンジンのみで走行し、その間バッテリーの充電を行うハイブリッドチャージモード。電気モーターのみで走行するエレクトリックモード。この三通りのメインモードと、駐車時に電気で後進するリバースモードが選択できる。
まずはエンジンのみで走るハイブリッドチャージモードで試走した。250ccモデルと同サイズなので125ccでは非力かと思っていたのだが、中間トルクの太い特性を活かしており想像以上に良く走る。そしてハイブリッドパワーモード。低速から電気モーターのアシストが効き、250ccいや、それ以上の加速感を味わえる。ただしハイブリッドパワーモードでもエンジンの力強さが全域で感じられ、通常のガソリンエンジンバイクと同じ感覚で、ごく自然に受け入れることができた。
バッテリーはエンジン走行や制動時などに充電されるが、エレクトリックモードでは充電されないため減る一方だ。そういった場合は200V電源から充電が可能。日常生活で現実的に使えるエコバイク最有力だ。
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シートの下には、リチウムイオンバッテリーが収まる。エレクトリックモードでの走行は約20kmとなっている。
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