TMAXやXMAXなど、走りの良さとスタイルで人気のヤマハMAXシリーズに新たに加わったNMAXは、グローバル・プレステイジ・シティコミューターをコンセプトに掲げた原付二種モデルだ。
外観デザインは、MAXシリーズに共通するシャープでダイナミックなもの。ヘッドライトはLED2眼タイプで、ハイビーム点灯時には中央部が追加されて3灯となる。テールのストップランプもLEDだ。カウル裏側のフロントポケットは、500mlペットボトルが収納可能なサイズを持ち、シート下のラゲッジスペースにはフルフェイスヘルメットが余裕で収まる容量を確保している。
エンジンは、走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を果たしたブルーコアエンジンを国内モデルとして初搭載。VVA(可変バルブタイミング)機構が6000回転で働くエンジンの加速はかなり俊敏だ。アクセルをひねるとあっという間に50km/hを超え、その後の伸びもいい。前後ディスクブレーキにABSを標準装備し、十分な制動力と安心感も兼ね備えている。ハンドリングを含めた乗り味は、スポーティな印象だった。これには、専用開発の13インチワイドタイヤとリンク式とされたエンジン懸架方式採用がひと役かっている。
TMAXのDNAを受け継ぎ、実用的な原付二種クラスながら気持ちのいい走りを実現したNMAXは、通勤・通学でストレスなくライディングできるのはもちろん、休日のツーリングやタンデムライドも楽しめる、ひとクラス上の実力が魅力の1台だ。
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