マジェスティSは高速道路も走れる高い走行性能と利便性、250ccクラスよりもコンパクトで扱いやすい車体で、現在人気カテゴリーとなっている150〜200ccクラススクーターの先駆的存在。2016年モデルでマイナーチェンジを受け、欧州仕様のフロントサスの採用やブレーキパッドの材質変更、表皮を新たにクッション厚も増した新型シート、LEDを増灯し新デザインとなったポジションランプなど、装備面を中心にアップデートされた。
同時に、新たなカラーバリエーションとして、ツートン塗装の「SP」を追加。SP独自の追加装備として、メッキグリップエンド、フロント&リアブレーキのレッドキャリパー、テールランプ内部のブラックフィニッシュ、サテンクロームエンブレムの採用などが挙げられる。
マジェスティSの車体は専用設計。パワフルで伸びのある155ccエンジンと前後13インチのタイヤの組み合わせで、市街地での扱いやすさ、高速道路における安定性を、バランスよく高次元で実現している。
アクセルを開けると一般道の法定速度である時速60kmまではあっという間で、高速道路を時速100kmで走っても安定感がある。125ccクラスのボディに大きいエンジンを載せたマシンとは安定感が違う。欧州仕様のフロントサスにより路面追従性がアップ、コーナリングではスポーツバイクのように狙ったラインをピタリとトレースでき、ギャップでの突き上げも少ない。制動力も強化され、安心してアクセルを開けることができる。元々走って楽しいマシンだったが、今回の変更によりさらに魅力が増した。
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