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スーパースポーツに匹敵する優れたスポーツ性を追求したTMAXが、17年型でシリーズ6代目となった。今回の改良では、軽量アルミダイキャスト製フレームやアルミ製リアアーム、モノクロスサスペンション、樹脂製リアフレームなどが新設計され、軽量化も実現。同時に電子制御化が進められ、ヤマハ製スクーターとしては初めて電子制御スロットルを採用。出力特性切り替え機構とトラクションコントロールも搭載した。
日本仕様は2タイプで、このうちSXがスタンダード。電動調整式スクリーンやクルーズコントロール、グリップ＆メインシートヒーターを標準装備して、リアサスのプリロードと伸側減衰力が調整できるDXが、上級版として用意されている。
今回試乗したのはDX。従来型と比べると、車体は4kg軽い計算だが、走りだしてからの軽快さにはそれ以上の差を感じる。新作フレームによるエンジン搭載位置の見直し、リアホイールのナロー化や新作タイヤの採用によるバネ下重量の低減などが、相乗的に効果を発揮している。
出力特性は、市街地での扱いやすさを重視したTモードと、パワーとスポーティなフィーリングを優先したSモードから選択可能。両モードには明確な違いがあり、Tモードでも市街地では十分な加速力を発揮するが、Sモードにすると驚くほど車体が前に進んでいって頼もしい。
前後サスがスクーターとしてはかなりよく仕事をしてくれるので、旋回性も秀逸。従来型以上に、ギャップ通過時の安定感も増した印象だ。
新型のとくにDXは、快適性も重視された設計だが、TMAXらしいスポーティな乗り味は健在だった。
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メーターパネルも、ニューデザインに。いずれも指針式となる速度計と回転計の間に、新作の3.5インチモノクロTFT表示モニターや、時刻やツイントリップ、外気温やモードの状態などが表示される。
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