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ライポジはとにかくデカい。ハンドルも高くツアラー的設定だ。
走り出すとイメージは一変。シャフト特有のトルクリアクションで、リヤを持ち上げながらジェット機のように加速していく。この巨体と強烈なパワーでは、なかなか扱いきれないと思うがそこは安心。トラクションコントロールが装備されているため、たとえスロットルを開け過ぎてリアが滑ったときでも即座にパワーを制御してくれる。ちなみにオフロード走行では逆にトラコンを切って、リアをスライドさせて曲げることもできる。
ハンドリングは穏やかで、大柄な車体と19インチホイールで優雅に曲がっていく感じ。長い脚とワイヤースポークホイールのおかげで、コーナー途中にあるギャップも気に留めることもない。
DCTも進化している。ATモードはスムーズで変速タイミングも自然になり、MTモードは素早いシフトチェンジにも反応してくれる。高速道路はATで余裕のクルーズを楽しみながら、ここ一発ではMTでダッシュをかけるなど便利な使い方ができる。
ただ、Uターン時などは一長一短がある。DCTは絶対にエンストしないことが大きな強みだが、一方で半クラによる速度調整ができず、さらにリヤを踏むとフロントも効く前後連動ブレーキなので、やや慣れが必要かも。
とはいえ、圧倒的な動力性能とオフロードを含む走破力、セーフティデバイスとDCTによる快適性は特筆すべきものだ。まさに「スーパーアドベンチャーツアラー」と言っていいだろう。
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ギアチェンジはハンドル左側の－ボタン（シフトダウン）と＋ボタン（シフトアップ）で行う。スイッチボックス右のレバーはパーキングブレーキ。
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