レーサーライクなポジションには垂れ角のキツいセパハンとバックステップ、ロングタンクが必須。左右独立のメーターは前傾姿勢でも文字盤が確認できるよう、起こし気味にセットするのがポイント。ヘッドライト位置は高めが気分である。

カフェレーサーという言葉を生み、さらにロッカーズというカウンターカルチャーを生み出したイギリス。70年代に日本車が台頭するまで、世界トップレベルの二輪メーカーを数多く抱えていた国だけに、当時のカスタムはすなわち、世界最先端だったのである。また、イギリス国内ではこの時代にして既に数多くのアフターパーツメーカーが乱立しており、車体各部を軽量なアルミパーツに換装し、エンジンにも手を入れるハードなカスタムも広く浸透していた。
カスタム手法以外で特徴的なのは、車体がシルバーとブラックのモノトーンであることだろう。金属の素材感を生かすのも特徴なのだ。


- ROCKERS!
- Pixus Publishing Co.ltd/Johnny Stuart著/128P/モノクロ/英語/2000〜3000円
- ROCKERSスタイルのバイブル
- 左は60〜70年代のロンドンで撮影されたロッカーズ達を収録した写真集。カルチャー発祥から終焉までの経緯も詳細に記述。下はロッカーズと対立していたスクーターグループ“MODS”が主役の映画。劇中にはロッカーズも登場している。
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- The Quadrophenia
(さらば青春の光) -
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン/1979年/DVD/115分/1500円
http://db2.geneonuniversal.jp/
- The Quadrophenia

左はヤマハXS650で英国的カフェを再現したもの。英国車をお手本として生み出された車両だけに相性は抜群!右はノートンのフレームにトライアンフのエンジンを積んだトライトン。かの地では60年代からこうしたハイブリッドマシンが数多く生み出されていた。