カフェレーサー文化の発祥から早60年余りが経過したが、いまでも各社から当時の雰囲気を大事にした車両が続々と登場している。このことからも、カフェスタイルが時代の変化と関係なく、世界中で一定の人気を保っていることが伺える。
現在、国内でもトラディショナルな佇まいを持つ車両が数多く発売されている。その多くがストックで乗っても飽きのこないスタイルを持つ。実はそうした車両ほど、カスタムベースには適している。目指すスタイルによってベース車選びも変わるが、これまで紹介したカフェレーサーを参考に、自分の眼でその素性を探ってみてはどうだろうか。
-
- 新車価格:51万8000円
中古平均価格:35.0万円
◎Size:2,075×755×1,030mm/160kg - 92年の発売以来、FIへの変更などを経て長く作られているベストセラー。近年はカスタムパーツも多くなり、特にロッカーズスタイル用のパーツが充実している。エンジンの造形を生かして挑みたい。
- 新車価格:51万8000円
-
-
-
- 新車価格:47万1450円
中古平均価格:22.9万円
◎Size:2,070×750×1,075mm/146kg - カスタムするなら、シルバーにペイントされたフレームを生かす方向性が吉。戦闘的なスタイルなら、2003年の東京モーターショーで発表されたボーイズレーサースタイルをお手本にしたいところだ。
- 新車価格:47万1450円
-
- 新車価格:131万2500円
中古平均価格:121.8万円
◎Size:2,150×830×1,095mm/230kg - ボンネビルよりもスポーティな外装を持つスラクストンは、そのまま乗ってもロッカーズ的スタイルを楽しめる。ディティールを追求するなら、タンクを含めた外装とフェンダーは交換しておきたい。
- 新車価格:131万2500円
-
-
-
- 新車価格:85万500円〜
平均中古価格:78.0万円
◎Size:2,180×790×1,075mm/216kg - 往年の英国製バーチカルツインをお手本としたエンジンを生かしてカスタムするのが吉。FIでは燃料ポンプがタンク内にあると、タンク交換が難しいが、W800では燃料ポンプが外付けのため、アルミタンクに交換するカスタムにも対応するのだ!
- 新車価格:85万500円〜