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HONDA CBR250R

新車価格44万9400円/
49万9800円【ABS】
平均中古相場38.7万円

SPECIFICATION
エンジン水冷4ストロークDOHC4バルブ・単気筒
排気量249cc
最高出力20kw(27ps)/8,500rpm
最大トルク23N・m(2.3kgf・m)/7,000rpm
ミッション常時噛合式6段リターン
全長×全幅×全高2,035×720×1,125mm
ホイールベース1,370mm
車両重量161kg【ABS車は165kg】
シート高780mm
燃料タンク容量13L

欠点の無い完成度が唯一の欠点となる

 ホンダが、いや、日本が誇るスポーツマシン。CBR。かつても、CBR250Rというモデルは存在したのだが、それは並列4気筒を搭載したキンキンのスポーツモデル。対して、現行CBRはタイ生産のグローバルモデル。よって、あらゆる使用状況を想定した、とにかくバランス重視のマシンとなっている。ライディングポジションも、見た目のスポーティーさと異なり、アップライトで緩やかなもので、非常に取っ付きが良い。
 エンジンは適度な鼓動感を残しつつも、振動でシングルを主張することもない。低中速域では、トコトコと、気負わずのんびりと走ることができる。しかし、パワー的にはそれほどでもないとはいえ、しっかり回して走れるのがCBRの旨みでもある。スムーズに、高回転までグイグイ回るその性能は、シングルエンジンらしからぬとも感じられるほど。
 高回転を維持して走らせれば、けっこうなペースで走ることも可能。ハンドリングに高級な感触はないものの、設計の確かさはしっかりと感じられる。軽快さをいかして、安心してコーナーを攻め込んでいける。さらには、低価格ながらコンバインドABSもオプション設定と、一歩先を行く装備。走りだけでなく、安全も買えるなんて、やっぱりホンダ。
 敢えてひとつ難点を挙げるなら、あまりにもそつなくまとまっていることにより、エキサイティングさやスリル感に欠けるということくらい。入門モデルという位置づけながら、レースベース車の販売やCBRカップを全国で開催するなど、次につながる仕掛けをしているところも、さすがホンダといえる所以だろう。

ABS

街中で威力を発揮するABS

CBRではコンバインドABS装着車も選べる。リアブレーキ作動時に前・後輪への制動力配分を最適にするシステムとABSの組み合わせは特に街中で頼もしい装備である。

エンジン

高回転まで良く回るエンジン

新開発のDOHC単気筒は、ツイン勢と比較すると高回転では不利だが、ストリートや峠での扱いやすさ重視。もちろん車体の軽さにも繋がっており、軽快な走りをアシストしている。

コックピット

レーサー気分のコックピット

1万2000回転まで刻まれたアナログ式タコメーター。シンプルなトップブリッジや低くマウントされたセパレートハンドルは、ライダーの気分を大いに盛り上げてくれる。

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