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250戦国時代到来!選び方のポイントとは?

 僕が中型免許を取ったとき、250cc市場はとにかく賑わっていた。それは、大型バイクへステップアップする段階での前向きな精神にあふれていた。中には、後ろ向きなマシンとか、とにかく安いアシとしてのマシンも当然あったけれど「このマシンに乗りたいから免許を取る!」と思えるバイクが数多くあり、むしろ大型バイクよりも魅力的に映ったほどだった。しかし、いつしかその賑わいも失われてしまった21世紀。
 だから、今。多くのメーカーがこのクラスにニューマシンを送り込んでいる状況は、とても歓迎すべきこと。もちろん、あの頃のマシンのように、強烈なインパクトのあるマシンもないし、パワーだって装備だって比ぶるべくもないのだが、まずは身近なバイクが必要だったのだ。(ヤマハさんも早くお願いしますね!)
 CBRはホンダらしい完成度の高さが万人向け。GSRはクラストップの快適性と上質さ。これまた幅広いユーザーにおすすめできる。ニンジャはバイク本来の操る楽しさが充実。高速巡航性能も頼もしい。DUKEのコンパクトさからくる俊敏な運動性は、250クラスのマシンとはまた違って新鮮だ。そしてメガリのマニアックさは、マシンとじっくり向き合う濃密な時間を与えてくれるかもしれない。
 今回試乗したマシン達。どれも本気で走らせたら不満も出てくる。ただ、一時流行ったストリート系モデルのように、攻め込んだときに破綻してしまうような不満ではない。主にはコスト削減による、ちょっとした動きの安っぽさとかその程度。ベースがリーズナブルなのだから、カスタムして自分好みにするのもいいだろう。或いは、より排気量の大きなマシンにステップアップするための足掛かりにしてもいい。基本性能をしっかりもっており、バイクの本質を知るにも良い教材にもなる250クラスのマシンを薦めない理由はどこにもない。

カワサキ ニンジャ250R MY2013
カワサキ ニンジャ250R MY2013

既にネットでその姿を見た人も多いだろう。これが2013年型のニンジャ250である。10RやZ1000のスタイルを引き継ぎ、超クールな出で立ちである。

カワサキ ニンジャ250R MY2013
ムゲン CBR250R ムゲン CBR250R

カスタムもバイクの楽しみのひとつ。その好例が無限のCBRだ。最近では純正オプションでもこうしたハイレベルなカスタムが楽しめるのだ。

ムゲン CBR250R

鈴木大五郎氏はスポーツライディングの楽しさを伝えるライディングスクールも主催している。BKライディングスクールと呼ばれるイベントはサーキットを使用して走り方から膝スリの仕方まで親切丁寧に教えてくれる。実は、そこで使用しているのもVTRやスパーダなどの250ロードスポーツ。ある程度の車重があり、基本的な挙動を学ぶには、250が最適だという。250ロードモデルでも、スポーツ走行の基本はしっかり身につくのだ。

◎BKライディングスクール
http://www.mu-ad.co.jp/bk-index.html

ロードスクールのほか、ダートトラック、キッズ向けのスクールも主宰する鈴木氏。Webサイトではスクールの詳細や日程も公開されているぞ。

編集部より

高い汎用性のイマドキマシン

 今話題の250スポーツ特集はいかがだっただろうか。メーカーが海外生産モデルを次々と投入する最近の流れは、我々ライダーにとっては歓迎すべき状況だ。

 しかも、かつてのように、ある性能にだけ特化するのではなく、多くの車両である程度の汎用性を備えている。その結果、初心者からベテランまで親しみやすい車両が数多く並んでいるのである。

 どの車両が一番自分に向いているのか。一流ライダーのインプレを踏まえたうえで、ぜひとも店頭で試乗して、確かめて欲しい。

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