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僕が中型免許を取ったとき、250cc市場はとにかく賑わっていた。それは、大型バイクへステップアップする段階での前向きな精神にあふれていた。中には、後ろ向きなマシンとか、とにかく安いアシとしてのマシンも当然あったけれど「このマシンに乗りたいから免許を取る!」と思えるバイクが数多くあり、むしろ大型バイクよりも魅力的に映ったほどだった。しかし、いつしかその賑わいも失われてしまった21世紀。 ![]() 鈴木大五郎氏はスポーツライディングの楽しさを伝えるライディングスクールも主催している。BKライディングスクールと呼ばれるイベントはサーキットを使用して走り方から膝スリの仕方まで親切丁寧に教えてくれる。実は、そこで使用しているのもVTRやスパーダなどの250ロードスポーツ。ある程度の車重があり、基本的な挙動を学ぶには、250が最適だという。250ロードモデルでも、スポーツ走行の基本はしっかり身につくのだ。 ◎BKライディングスクール ロードスクールのほか、ダートトラック、キッズ向けのスクールも主宰する鈴木氏。Webサイトではスクールの詳細や日程も公開されているぞ。 ![]() |
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編集部より
高い汎用性のイマドキマシン
今話題の250スポーツ特集はいかがだっただろうか。メーカーが海外生産モデルを次々と投入する最近の流れは、我々ライダーにとっては歓迎すべき状況だ。
しかも、かつてのように、ある性能にだけ特化するのではなく、多くの車両である程度の汎用性を備えている。その結果、初心者からベテランまで親しみやすい車両が数多く並んでいるのである。
どの車両が一番自分に向いているのか。一流ライダーのインプレを踏まえたうえで、ぜひとも店頭で試乗して、確かめて欲しい。