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SUZUKI GSR250

新車価格43万8900円
平均中古相場35.2万円

SPECIFICATION
エンジン水冷4ストロークSOHC2バルブ・2気筒
排気量248cc
最高出力18kw(24ps)/8,500rpm
最大トルク22N・m(2.2kgf・m)/6,500rpm
ミッション常時噛合式6段リターン
全長×全幅×全高2,145×760×1,075mm
ホイールベース1,430mm
装備重量183kg
シート高780mm
燃料タンク容量13L

スズキの誇る開発陣が手掛けた世界戦略車

 今回のマシン達。生産国を調べてみれば、ホンダ、カワサキはタイ生産。そう、タイという国は、かなり昔から日本ブランドのモーターサイクルを製造していることでも知られている。ところが中国はどうだ。僕は、これまでいくつかの中国生産モデル(コピー品)に乗ったことがあるのだが、それは酷かった。ビジネスバイクであればいざしらず、中国でスポーツモデルを作るということには、ちょっと抵抗があったのだが・・・・・・。
 まず、しっかり日本の設計。管理が行き届いたなかでは、そんな心配はまったく要らなかったということ。つくりの荒さはみられず、今回のマシン達の中ではむしろ一番高級感のある仕上がり。走行フィーリングも、なんだか1クラス上の上級車のフィーリング。エンジンしかり、車体しかり。最高出力は24馬力。車体重量は183kgと、スポーツバイクとしては期待できないカタログ数値。しかし、トルクは十分確保され、低中速ではロングストロークらしい力強さを発揮してくれる。そしてOHCにもかかわらず、きっちり高回転も回るからスポーツできる。
 コーナーリングも、フロントの接地感が高く、安心して身体をイン側に預けていける。ネガに思われる車重も良い方向に働いているのだろう。長いホイールベースは安定性も高く、快適性の向上にも寄与していると思われるのだが、ダルな感触はなく、ハンドリングは至って軽快だ。想像以上の完成度。個人的には「スタイリングが・・・・・・」と思っていたのも、いまでは過去の出来事になりつつある。自分好みにカスタムしていけそうなシンプルさも特徴である。

タイヤ

GSRの乗り味を演出するタイヤ

ライバル車が110/70サイズの中、GSRは110/80サイズを履く。他車よりもタイヤの厚みが大きく、街中での乗り心地の良さに繋がっている。峠でのハンドリングも良好だ。

エンジン

上質なフィーリングが心地良い

並列2気筒らしいパルス感で下から上まで気持ち良く回るエンジン。ガサツさは皆無の調律具合で、街中を流しても、峠に持ち込んでも、ライダーの意図するままに力を引き出す。

シート

大きなシートで疲れ知らず

座面も大きく、クッション性も良好なダブルシート。ツーリングからタンデム走行まで、様々な使い方をカバーできる。スーパースポーツ車のようなシートを持つライバル車とは対照的だ。

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