【カワサキ ZRX1100】ステップバー交換、エンジンオイル交換(ミッツ・ハーの作業実績 2024/01/26)|バイクの整備・メンテナンス・修理店を探すなら【グーバイク(GooBike)】

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2024/01/26 18:28:30 更新【カワサキ ZRX1100】ステップバー交換、エンジンオイル交換カワサキ ZRX1100

作業実施日 2024/01/26

エンジンオイル交換とステップバーの交換のため、カワサキZRX1100にご入庫いただきました。

走行距離は5万キロ。 でもさすが大排気量車。 ぜんぜん問題なく絶好調です。 パワーもあるので無理に高回転で走る必要もないのですし、大型車ですから部品ひとつひとつが大きいわけで、機械としての耐久性が高いのは当然ですね。 きちんと定期メンテナンスをしておけば、特に大型車は10万キロだって全く問題なく走ってくれます。

さすがに5万キロも走れば消耗する部品も多く、ステップバーのラバーが摩耗してきました。 雨の時などは滑りやすいとのことで交換です。 順正部品でこのラバー部分だけを交換することも可能ですが、今回は社外パーツのローレット加工されたステップバーに交換です。

ローレットバーというとバックステップだけが採用していると思われがちですが、純正ステップのバー部分だけを交換することも可能です。 雨の日も滑りにくく、目立たない箇所ですがカスタム感も楽しめる部品交換ですね。 オイル交換でふるいエンジンオイルを抜いてる最中に交換します。

エンジンオイルはミッツ・ハー公式推奨エンジンオイルのルブロスをつかっていただきます。 オーナーとお話ししたところ、エンジン始動からしばらくの間、ギヤのタッチが渋く感じるとのこと。 暖まってしまえば、例え渋滞などでエンジンが過熱してもギヤのタッチやクラッチの感触は変化なしとのことです。 よく渋滞などでエンジンが過熱するとギヤのタッチが固くなったりニュートラルに入りにくくなるといった症状が出るオートバイがあります。 これは熱にオイルが負けてしまっている状態ですね。 オイルが熱でシャバシャバにやわらかくなりすぎちゃってるんです。 これの対策なら例えば夏場などには暑さに強いオイルを入れること。 10W-40のオイルを使用してるのなら、例えば15W-50にしてみるということです。 これで問題が解消すればそれでOK

オイルは硬い方が保護皮膜がつよく形成されます。 それなら最初から硬いオイルを入れればいいじゃん! そう思っても不思議ではありませんが、硬いオイルを入れればフリクションロス(抵抗)が増しますのでエンジンの吹け上がりが重く感じたり、暖気に時間がかかる場合があります。 真冬ならエンジン始動にかなりの抵抗となる為、バッテリーが弱いとエンジンがかかりにくいなんてことも。 燃費にも悪影響ですね。 エンジンの保護だけなら硬めですが、それ以外の問題もあるわけで、そのあたりを考慮して最適なオイルを選びたいものです。 今回は冷却時にギヤのタッチが悪く、暖まれば問題がないということ。 それなら現在使用中のオイルは少し硬いのかもしれませんね。 お客様と相談し、100%化学合成油のルブロス Moto-SS 5W-50を使うことにします。

10W-40や15W-50よりも適応温度範囲の広いマルチグレードの5W-50 これならエンジンが冷えているときも、暑くなっても大丈夫。 「暖気で油温が短時間で暖まりやすく、一定の温度以上になると温度上昇が抑制される」という特徴のオイルです。 100%化学合成油ならではの金属への吸着性…つまりエンジンの保護性能やベアリング効果が高い特性もあるので走行距離多めの車両にもOKです。 APIの最高峰グループVに分類されるエステルと、グループⅣに分類されるPAO。 このトップ2グループをベースに使用しているのがルブロスMoto-SSです。

エステルは分子構造にマイナス極性の酸素物資を持つため、金属の摺動面に密着する性質を持ちます。 一般的なエンジンオイルは、通常6時間程度でピストンやシリンダーから流れ落ちてしまいますが、エステルがあると薄く均一な被膜が付着したままを維持できるため、金属の直接接触をある程度避けることができます。 また、エステルはもともとジェットエンジンの潤滑剤として開発されたため、熱安定性と化学安定性に優れ低粘度のベースオイルを使用できるだけでなく、低粘度でも摩擦を下げてくれるので馬力損失を少なくできます。更にせん断安定性、低温流動性、揮発防止性、洗浄分散性など数々のメリットがあります。 PAO(Poly-a-Olfin)は合成炭化水素とも呼ばれ、エチレンから製造される「a-オレフィン」を原料にし、重合反応と水素化処理によって精製されます。 粘度指数が高く、高温時においてはVHVIよりも厚い油膜を保持することが可能です。 ワックス分を含まないことから低温粘度特性にも優れ、低温時の始動性向上や暖気時間の短縮、省燃費性能に利点があります。 また、エステルの弱点とも言える耐久性を克服しているのも

ベースオイルの最高峰エステルと、高性能を維持しつつ実用域におけるメリットや耐久性を高次元でバランスさせたPAOの組み合わせに、ルブロス最大の特徴である新開発ベースオイル“ナノパフォーマ”を配合。 1.オイル分子の細分化 2.オイル分子の均一化 3.オイル分子の結合力強化 これらの特徴を持つナノオイル分子は、オイルと金属の隙間を埋め、ベアリング効果や、密閉効果をより高める働きをします。 ●ベアリング効果 ベアリング効果によるフリクションが少なくなる結果として 1.油温上昇の抑制・安定化・低減 (摺動抵抗の軽減により、摩擦発生と酸化・劣化の予防) 2.高回転での伸びが良くなる (クリアランスを均一化して、摺動抵抗を軽減) 3.エンジン音を抑える

●密閉効果 密閉効果により吹き抜けを抑える効果として 1.パワーとトルクの上昇 2.ブローバイガスの減少 3.オイルの耐久性向上 これらの特徴を備えるMoto-SSはミッツ・ハーでは一番の人気オイルなのです。

いままで15W-50の部分合成油であるMoto-STを使用していたZRX1100 これをより寒い環境でも使用できる5W-50の100%化学合成油に替えたわけですが、エンジンの冷えているときのギヤのタッチに変化・改善はみられるのか? おおいに気になるところです。 次のオイル交換である半年後まで、しっかりとテストしてみてください! ご用命いただき、ありがとうございました。

対象車両情報
メーカー・ブランド
カワサキ
車種
ZRX1100
作業実績タグ

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レビュー

5.0

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