あらゆる層のライダーに
オンロードスポーツの魅力を伝える
84年以降、カワサキ・フラッグシップマシンに使われてきたのが、「ニンジャ」の名称。なかでもニンジャH2やニンジャZX12Rといった、既存のジャンルに当てはまらないパイオニア的なモデルは、まさに「ニンジャ」ブランドの真骨頂といえるもので、GPZ900R同様の強いインパクトとともに世界中のライダーを魅了した。
そして近年では、クラスを問わずフルカウルのオンロードスポーツモデルすべてに「ニンジャ」の名前が使われ、それまでの「特別な存在」から、もっと「身近な存在」へとその価値を変えた。この路線変更によって、今では若いライダーも気軽にフルカウルオンロードスポーツに親しむことができるようなったのは記憶に新しい。
このように「ニンジャ」は、ビッグバイクでは「衝撃」を伴い、ミドルバイクにおいては「裾野」を広げるようにして、多くのライダーから支持を得ているのだ。今後も当然、時代を作るモデルには「ニンジャ」の称号が与えられるだろう。その登場に、期待せずにはいられない。