世界中に広まった「日本発・最速モデル=ニンジャ」
カワサキ・ロードスポーツモデルのラインアップに「ニンジャ」の名称がはじめて登場したのは1984年、GPZ900Rから。当時は愛称として「ニンジャ」の名が与えられた。
その後、GPZ1000RXやZX11と世界最速モデルは後継機へと移っていくなか、日本では「ニンジャといえばGPZ900R」という認識が残ることとなる。しかし上にある通り、じつは北米では後継機に「ニンジャ」の名前が正式に採用されていて、今ではカワサキのフルカウルスポーツのすべてに「ニンジャ」の名前が冠されているのだ。
新たな時代を切り開くのも忘れてはいけない功績
GPZ900Rの登場以来、ZZR1100(ニンジャ ZX11)やニンジャ ZX12Rなど、時代を代表するモデルが数多く生まれた。なかでもニンジャH2はスーパーチャージャーを搭載したエンジンやトレリスフレーム、そして他の何にも拠らない独自性の強いスタイリングで、GPZ900Rを超える衝撃を持って受け入れられた。
他にも低迷していた250ccロードスポーツ人気を盛り上げたのも、ニンジャ250Rである。性能を追い求めるだけでなく、時代を作るのも「ニンジャ」の大きな功績なのだ。