アウタージャケットの下に着るミッドレイヤーに求められるのは、保温力と防風性。以前はフリース派が多かったが、
近年ではダウンジャケットが注目を集めている。バイクを降りた際にはアウターとなることもあるので、
ファッション性も考慮したい。
- ゴールドウイン GSM14350
- 光電子プリマロフト
ミドラージャケット - 価格:2万520円
サイズ:M〜BL カラー:黒 - 高機能素材をぜい沢に使った、ハイグレードなインナージャケット。表地は超軽量素材のパーテックスクアンタムGL、中綿は自分の熱を吸収・輻射してくれる光電子プリマロフトだ。
- クシタニ K-2637
- ホワイトグース
ダウンジャケット - 価格:3万2400円
サイズ:M〜XL
カラー:黒、黒×白、黒×赤 - 中綿は、ホワイトグースダウンが90%でフェザーが10%。前ファスナーをオフセットして、アウターファスナーや首との干渉を抑止する。表地は、要所に防風ストレッチ素材を採用。
- RSタイチ RSU983
- ウインドストップ
サーマルインナージャケット - 価格:1万800円
サイズ:M〜XXL、WM〜WL
カラー:銀、黒 - 防風ストレッチ生地を採用した、中綿入りのライディングインナー。抜群の軽さで、運動性を損なうことなく保温力を高められる。バイクを降りて散歩などをする際のアウターにもなる。
- ゴールドウイン GSM14451
- ウインドブロックジャケット
- 価格:1万2420円
サイズ:S〜BL、WM〜WL
カラー:黒、黒×白、黒×赤、灰×黒(メンズのみ) - 防風性と伸縮性に優れた素材を使った、重ね着しやすい中厚タイプのインナージャケット。ライディングを考慮した最新の立体裁断により、フィット性も抜群。女性用サイズもある。
- ゴールドウイン GSM19751
- ウインドストッパー
ブレストウォーマー - 価格:6892円
サイズ:フリー カラー:黒 - 暖かめの日にはミッドレイヤーにするなど、レイヤリング時の快適性を調整するのに適した、胸部と腹部を覆うフリース製ウォーマー。防風性の高いウインドストッパー素材も使う。
- RSタイチ RSX128
- ウインドストッパー
フットウォーマー - 価格:3132円
サイズ:M〜L カラー:黒、紺 - 靴下の上にセットすることで、つま先と足首部を3レイヤリング化できるアイテム。高い防風性を誇るゴア社のウインドストッパー素材を採用。足首部のベルトでフィットさせる。
空気をいかにためるかが
暖かさにつながるポイント
ウインターライディング用の3レイヤリングにおけるミッドレイヤーは、おもに保温性確保の役割を担っている。じつは防寒のポイントは、体温で温められた空気を、いかにウエア内部にとどめるかにある。空気は熱伝導性が低い物質なので、包まれる空気の量が増えれば、カラダの表面温度が奪われにくい。一方で、カラダは温められた空気に包まれているため暖かさを感じられるわけだ。
このウエア内部に滞留している空気のことを、一般的にはデッドエアと呼ぶ。そしてこれをつくりだすのが、ミッドレイヤーに与えられた最大の仕事ということになる。
これまでミッドレイヤーには、フリースのような化繊系素材が使われることも多かったが、近年ではダウンの注目度が高まっている。柔らかな羽毛の間に、多くのデッドエアをため込めることに加え、天然素材ならではの透湿性で汗冷えを防いでくれる効果も期待できるため。インナーと同じく、ミッドにも優れた透湿性は欠かせないのだ。
一方でミッドには、アウタージャケットの性能を助ける防風性が求められる場合もある。ミッドにある程度の防風性を与えることで、アウタージャケットの選択肢が増えるということがその理由。保温力、透湿性、防風性のどれを重視してどうバランスさせるかは、レイヤリング全体のバランスによって変わってくるのだ。
ちなみにミッドレイヤーは、旅先でちょっと外にでかける際にはアウターとなることも・・・。つまり、ファッション性にも気を遣いたい。