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400 SPORTS
[エンジン形式]
水冷V型2気筒DOHC4バルブ
[排気量]
399cc
[最大出力]
41kW(55ps)/11,000rpm
[車両重量]
206kg
[エンジン形式]
水冷並列4気筒DOHC4バルブ
[排気量]
399cc
[最大出力]
39kW(53ps)/10,500rpm
[車両重量]
194kg

 CB400スーパーフォアとグラディウス400ABSは、どちらも“クラス唯一”のモデルだ。
 排ガス規制強化の影響で、現在新車で購入できる400ccクラスのモデルは数少ない。その中にあってCBは、リヤにツインショックを備えた日本的な4気筒ネイキッドスタイルを守るクラス唯一の機種。グラディウスは、スポーツ系ロードモデルとしてはクラス唯一のVツインエンジン搭載車なのだ。
 そこで、この2台の走行フィーリングを比べてみると、前述のキーワード以外に、“イージー”という長所が共通していることに気がつく。CBは、Uターンなどの取り回しから、日常的な市街地走行、ワインディングでのスポーツライディングまで、どんなシーンでも扱いやすいバランスの良さを備えている。一方のグラディウスは、スムーズな回転フィールの水冷90度Vツインを搭載していて、どの回転域で走っていてもトルクフルで、操れる感じがあるのだ。
 とはいえもちろん、エンジン形式が異なるため、パワーユニットのフィーリングは2台で大きく異なる。CBは、いかにも水冷4バルブ4気筒らしい高回転での気持ち良い伸びが特徴。グラディウスは、Vツインにありがちなドコドコ感は少なく、それでいて中回転域でトルクフルなVツインらしさを楽しむことができる。
 この2台、走りの質に違いはあるものの、どちらをチョイスしても、日常ユースからツーリングまで幅広いシーンで楽しめることには変わりない。ライフスタイルなどに合わせたスタイリング優先というチョイスもありだ!

【テスター/田宮 徹】

マフラー
細部にまでこだわった
流線デザイン
さりげなくVツインエンジン搭載を主張する右2本出しマフラーにも、曲線的なデザインが使われる。ちなみにエンジンは、かつてのSV400系がベース。
ヘッドライト
オリジナリティ
あふれるスタイル
グラディウスのスタイリングをより特徴的なモノにする、マルチリフレクター式の異形ヘッドライト。上部左右に小型カウルを配備し、高級感をアップ。
エンジン
バルブ駆動数可変
システムを搭載
走行状況によりバルブ駆動数を2⇔4に切り替える、ハイパーVTEC機構を搭載。08年型以降は、ギヤ段数や回転数に加えてアクセル開度も演算している。
収納スペース
日常の利便性を
高める装備も多数
シート下には、スペアグローブなどを入れておける小物入れと、U字ロックのホルダーを装備。テールカウル下側には、折りたたみ式荷掛けフックも搭載。

400クラスで人気の高いCB400だけに、中古のタマ数は圧倒的。2008年型から現在のHYPER VTEC Revoとなったが、それ以降の変更はカラーチェンジに留まっている。予算と好みのカラーで選んで問題ないだろう。グラディウスも2010年の登場以来カラー以外の変更は無い。50万円台前半から探すことができる。

YAMAHA XJR400R
中古相場/32.5万円
2008年まで生産された4気筒ネイキッド。キャブ仕様エンジンが真正空冷なのがポイント。パワー感はマイルドだが、53馬力の最高出力。車体にはスポーツ性も盛り込まれていた。
ヤマハ XJR400R

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