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250 OFFROAD
[エンジン形式]
空冷単気筒SOHC2バルブ
[排気量]
249cc
[最大出力]
14kW(18ps)/7,500rpm
[車両重量]
130kg
[エンジン形式]
水冷単気筒DOHC4バルブ
[排気量]
249cc
[最大出力]
17kW(23ps)/8,500rpm
[車両重量]
143kg

 今年春に新登場したCRF250Lは、ホンダの軽二輪オン&オフ系としては久々となる新機種。この時代に、44万9000円という新車価格が実現されている。
 軽二輪クラス枠いっぱいの排気量を備えたエンジンを積む国内ブランドのオン&オフ系で、この次に安いモデルは、49万3500円のヤマハ・セロー250。CRFとの差は約4.5万円で、対抗できる範囲内と言えるだろう。
 一方でその乗り味は、似ている部分もあれば明らかに異なる部分もあり、選択に迷うところだ。
 CRFのほうは、正統派オフロードスポーツの要素も多く盛り込まれている。シート位置は高く、かなり前方に座って、アグレッシブにダートを駆け抜けることも可能。エンジンは、低回転域でもよく走って扱いやすいが、吹け上がりが軽く、中高回転域を多用したライディングもこれまた楽しい。
 対するセローは、高回転域でも意外と伸びるが、何よりも低回転域での粘り強さが魅力。路地裏などの狭い場所やダートをトコトコと走ったり、郊外の道をのんびり散策したりするのに向いている。最低地上高は285mmが確保されているのにシートが低く、信号待ちやオフロード走行時に足を着きやすいのも、魅力といえる。
 全体的には、セローのほうがどんな路面でもイージーに操れて市街地走行も得意。CRFは、ライダーのスキルをカバーしてくれる走破性の高さを含めて優しさもたくさん詰まっているが、よりスポーツライディング向き。この点だけ知っておけば、あとはどちらを選んでも大満足できるはずだ!

【テスター/田宮 徹】

エンジン
極低速域で粘り強い
空冷シングル
2008年に燃料供給がFI化された249cc空冷単気筒は、最高出力が18馬力と控えめなかわりに、低回転域でかなり粘り強く、ダートでも扱いやすい。
シート
グラブバーは
荷物積載時にも便利
CRF250Lの875mmに対して、セロー250のシート高は810mmと、このクラスとしてはかなり低め。両足を地面に着きながらトコトコ走るのにも向いている。
スポーティデザイン
レーサー譲りの
スポーティデザイン
以前はモトクロッサーにのみ使われていたCRFの名を使うだけあり、大きなシュラウドを備えた攻撃的なスタイリングを採用。異形ヘッドライトも特徴だ。
エンジン
全域でスムーズな
回転上昇の水冷式
CBR250Rのエンジンをオン&オフ用に最適化して、スチール製フレームに搭載。ベースよりも低中速重視だが、DOHC4バルブで高回転域も伸びやか。

発売間もないCRF250Lだけに中古車は少なく、試乗車として店頭に並んでいるものを中古車として販売している場合も多い。2005年発売のセロー250は、2008年にインジェクション化され、それにともない重量も増加した。獣道を走るような用途なら、重量も軽くシート高も低い2005〜2007年までのモデルがいいだろう。

HONDA XR250
中古相場/31.1万円
2007年の排ガス規制強化で姿を消した、前後輪21/18インチ径のフルサイズオフ。249cc単気筒エンジンは空冷だが、最終型で28馬力とパワフルでしかもタフ。フレームはスチール製だ。
ホンダ XR250

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