GooBike特集 バイクに関する特集ページ。バイク選びのノウハウなど、バイクライフを充実させるための情報が満載です。
TOP > 記事 > GooBike特集 >MIDDLE TOURER
MIDDLE TOURER
[エンジン形式]
水冷並列2気筒SOHC4バルブ
[排気量]
669cc
[最大出力]
37kW(50ps)/6,250rpm
[車両重量]
228kg
[エンジン形式]
水冷V型2気筒DOHC4バルブ
[排気量]
645cc
[最大出力]
50.5kW(68.6ps)/8,800rpm
[車両重量]
214kg

 デュアルパーパスあるいはクロスオーバーと言われるジャンルは、スポーティで快適なオンロード性能、悪路もいなせる走破性を兼ね備えたモデル。その中でも程良い車格とパワーで使い勝手に優れるミドルクラスが注目されている。
 Vストローム650は欧州では「アルペンマスター」の異名を持つ人気モデルで、国産では珍しいVツインのパワフルな鼓動感と、剛性感の高いアルミツインスパーフレームによるシュアなハンドリング、そして足の長い前後サスとフロント19インチによる高い走破性が魅力。今年、リニューアルされた新型は外装デザインがよりスポーティに洗練され、6kgの軽量化とともにマスの集中化も進み、スポーティな味付けとなった。
 一方のNC700X DCTは、ホンダの新世代モーターサイクルを標榜するニューミッドコンセプトの中の1台。4輪のエンジンに着想を得たという低回転&低速トルク型の並列2気筒エンジンは、リッター40kmを超える超低燃費を実現。これにより、小さな燃料タンクをシート下に収めて、従来の燃料タンクの場所にラゲッジスペースを設けるなど斬新なアイデアが詰まったモデル。中でもDCT(有段式自動変速機)はオートマでの快適な走りを実現し、通常のバイクとはひと味違ったアプローチが魅力となっている。
 ともにABSが装備され、安全で快適な長旅を約束してくれるが、性格としてはVストロームがタフなロングツアラー的とすると、NC700Xはより軽快で気軽に街乗りもできるタイプ。DCTはちょっと、という人には通常のミッション仕様をおすすめしたい。

【テスター/佐川健太郎】

メットインスペース
余裕のメットイン
スペースが出現
燃料タンクをリアシート下に配置したことで、フルフェイスヘルメットが収納可能な容量21Lのラゲッジスペースを確保。開閉はメインキーで行う。
ブレーキ
コントローラブルな
Fブレーキ
制動力と放熱性に優れるペタル形状のブレーキディスクを用い、シングルディスクながら効きは十分。前後連動のコンバインドABSで安心感も高い。
エンジン
Vツインは
低中速トルクをアップ
DOHC90度Vツイン645ccエンジンはカムの変更により低中速トルクをアップ。Vツインらしい鼓動感と高回転域での伸びのあるパワーが特徴だ。
ウインドスクリーン
3段階調整スクリーンで
より快適に
従来モデルより上端を30mm後退させることで整流効果を向上したウインドスクリーン。高さは3段階で調整でき、快適な走行をサポート。

今年モデルチェンジを受けたVストロームとニューモデルのNC700Xは、ともに中古車は品薄な状態。特にNC700Xの中古車を見つけるのは極めて難しい。Vストロームは探せばわずかながら中古車が存在する。ただし、それらもモデルチェンジする前の車両がほとんど。中古車を狙うには少し時間が掛かりそうだ。

BMW F650GS
中古相場/54.2万円
2000年登場の初代F650GSはロータックス製単気筒を搭載する軽量コンパクトなデュアルパーパスモデル。スポークホイールを採用し本格的なオフ走行も可能だ。現行の並列2気筒とは別モデル。
BMW F650GS

BACK NUMBER

テイストフルな2気筒に乗りたい
バイク用のエンジンにはさまざまな形式が存在するが、・・・
手軽に遊べる小型バイクに注目
今、原付二種モデルの勢いがいい! そして、それにつられるように・・・
バイクに乗って冒険へ行こう
果たして世界にまだ冒険はあるのか

バイクはクルマと同じく移動の手段になる。しかし、多くのバイク乗りは・・・
ミドルスポーツを読み解く、
5つのポイント

1000ccスーパーバイクの遺伝子を感じるスポーティで・・・
クルーザーの正しい楽しみ方
クルーザー=アメリカンタイプのバイクと考えられていたのは、・・・
EICMA×東京モーターショー
2年に一度の東京モーターショーに、世界最大の・・・
スクランブラーを愉しむ
2010年代に入って、ファッション<流行>はライフスタイル・・・
スーパースポーツを
100倍楽しく乗りこなす

レーシーなスタイリングに低いハンドルとバックステップ・・・
ヤマハSR400が
今なお支持される5つの理由

世の中には同一の車種名を持つロングセラーモデルは多いが・・・
いま、ネオ・クラシックが熱い
いかにもオートバイ然としたクラシックタイプのバイク。・・・
記事一覧