GooBike特集 バイクに関する特集ページ。バイク選びのノウハウなど、バイクライフを充実させるための情報が満載です。
TOP > 記事 > GooBike特集 >最新ウエア事情2
最新ウエア事情2

ミッドレイヤー編

 ミッドレイヤーと言われると何やら難しそうだが、平たく言えば中間着。このミッドレイヤーの大きな働きは、インナーで作り出した暖かい空気をしっかり確保し保温することにある。
 使用される素材は、化学繊維の中綿とダウンの2つ。特徴として、化学繊維の中綿は扱いが楽なのと価格が比較的お手頃。いっぽうダウンは価格こそ高いが、コンパクトに収納でき、保温性が極めて高いなどがあげられる。
 価格帯が幅広いので予算と使いかたに応じて選びたい。

ウォームマックス

一般冬物衣料で使われる化繊綿や天然綿に比べ、軽量かつ保温性が高い化繊綿がベースになるウォームマックス。冷えの原因となる湿気も効率よく放出してくれる。コストパフォーマンスも優れているので、安く防寒性能をアップしたいという場合にオススメ。

ウォームマックス

保温インナー

●ウォームインナージャケット
ラフ&ロード
価格:3900円
サイズ:S/M/L/LL/XL/BLL

薄くしなやかな作りのため、スリーシーズン対応ジャケットのインナーに最適。フロント部からの寒風を防ぐため、大型フラップを装備している。

POINT

タイトシルエットのアウター下に着用するとやや窮屈感を感じるが、スタンダードスタイルのアウターなら着心地は大変良い。

ダウン

高い保温性が魅力のダウンは、体から出る汗を放出してくれる機能を持っているため、バイク用ミッドレイヤーにも最適だ。同じダウンでもダック(アヒル)とグース(ガチョウ)があり、グースの方がダウンの羽が壊れにくいなど性能的に優れている。

ダウン

保温インナー

 ●ホワイトグースダウンジャケット
 クシタニ
 価格:2万9820円
サイズ:M/L/LL/XL

フロントファスナーをサイドに設置してあるため、アウタージャケットを着たときにも、首への干渉が少ない。収納袋(φ11cm×21cm)が付いている。

POINT

サイドにストレッチ素材を使い体へのフィットを高めている。強度はありつつソフトな表地のため、タイト目のアウターでもOK。

アウター編

 アウターが担う一番の働きは、風を防ぐこと。風を通さないような首、手首のフィティングや、ジッパー部分の処理などが重要だが、それ以上に防風効果の高い生地がポイントとなる。
 素材としては、レインウエアでおなじみの素材が多く使われ、防風・防水・透湿性能を持った薄いフィルムを、表地生地と裏生地の間にサンドイッチ状に張り合わせている。
 価格は若干高めだが、より高機能な製品は雨でも着用することが可能なオールウェザージャケットになる。

ゴアテックス

言わずと知れた、防水透湿素材。無数にある微細な孔の大きさは水滴よりもはるかに小さく、ウエア内部の水蒸気を放出しながら、雨粒などが外側から浸入することを防ぐというもの。汗冷えを防いでくれる。

ゴアテックス

防風アウター

●ゴアテックス
オールウェザージャケット
クシタニ
価格:6万9300円
サイズ:M/L/LL/XL

ダウンインナーを着脱することでスリーシーズン使用可能なオールウェザージャケット。エアインテークを装備し保温だけでなく、効率的に冷却することで汗の発生を抑える。

POINT

しっかりとした作りのジャケット。裁断がうまいのか、肩に重さを感じることもない。ポケットなどの使い勝手も優れている。

ドライマスター

レインウエアでも使用されている防水透湿素材。水滴を通さず、水蒸気は通す小さな孔をもつポリウレタンがベースの微多孔膜だ。体から発散する汗を外に逃がしてくれるので、スポーツライディングにも最適。天候の変化に臆すること無くライディングを楽しめる。

ドライマスター

防風アウター

●ドライマスターセブン オールシーズンジャケット
RS TAICHI
価格:2万9925円
サイズ:メンズ=M/L/XL/XXL/3XL
レディス=WS/WM/WL

防水透湿機能に、オールシーズン走れる着脱式インナー機能を盛り込んだマルチスポーツジャケット。ベンチレーションを脇、背中に配置している。

POINT

素材に適度なコシがあり、高速で走行してもバタつきにくい。また、オールシーズン用なので、どの季節に着用しても浮かない素材感が魅力だ。

栗原守睦

GOOBIKE編集部

栗原守睦

ボクらの防寒対策

蒸れない製品がベスト

とにかく汗かきなボクの防寒商品を選ぶ時のポイントは、透湿機能に優れていること。ただし、冬用のアウターは価格が比較的高いのがネック。そこで、インナーとミッドレイヤーに高機能素材をチョイス。そうすれば安いアウターでも蒸れずに温かくできて、選択の幅もグッと広がる。小物関連も透湿素材は効果絶大。ヒザに使うニーウォーマーもオススメです。

フリーライター 田宮徹

フリーライター

田宮徹

ボクらの防寒対策

一般衣料でお手頃に

撮影の時期と雑誌の発売日がずれるため、撮影時に防寒着を着けないことが多々あります。なので、冬の撮影時は防寒着を脱いだり着たりの繰り返し。すると防寒着を手荒に扱ってしまい、痛みが早く悩みの種に・・・・・・。そこで、バイク用に比べ性能は落ちますが、安くてもそこそこ温かい一般衣料のオーバーパンツを使っています。

BACK NUMBER

テイストフルな2気筒に乗りたい
バイク用のエンジンにはさまざまな形式が存在するが、・・・
手軽に遊べる小型バイクに注目
今、原付二種モデルの勢いがいい! そして、それにつられるように・・・
バイクに乗って冒険へ行こう
果たして世界にまだ冒険はあるのか

バイクはクルマと同じく移動の手段になる。しかし、多くのバイク乗りは・・・
ミドルスポーツを読み解く、
5つのポイント

1000ccスーパーバイクの遺伝子を感じるスポーティで・・・
クルーザーの正しい楽しみ方
クルーザー=アメリカンタイプのバイクと考えられていたのは、・・・
EICMA×東京モーターショー
2年に一度の東京モーターショーに、世界最大の・・・
スクランブラーを愉しむ
2010年代に入って、ファッション<流行>はライフスタイル・・・
スーパースポーツを
100倍楽しく乗りこなす

レーシーなスタイリングに低いハンドルとバックステップ・・・
ヤマハSR400が
今なお支持される5つの理由

世の中には同一の車種名を持つロングセラーモデルは多いが・・・
いま、ネオ・クラシックが熱い
いかにもオートバイ然としたクラシックタイプのバイク。・・・
記事一覧