独自の理念に基づく安全思想やエンジン設計など世界のメーカーに多大な影響を与え続けるBMW。そんな同社から新たなモデルが発売される。それが並列6気筒エンジンを搭載するK1600GTLだ。BMWらしい先進の技術と機能を盛り込んだグランドツアラーには、いま世界中が注目しているのである。


K1600GTL
タンデムでのロングツーリングであっても快適に過ごせることはBMWの拘りのひとつ。その設計思想は世界のメーカーがお手本にするほどなのだ。
ナビゲーション、スピーカーなどもインストールされたコックピット。ラグジュアリーツアラーに相応しい装備がてんこ盛りなのだ。
◎価格 300万円
いつの時代にもスタンダードモデルに与えられる伝統のネーミング『ロードスター』。街乗りからスポーツも楽しめる懐の深い一台である。
こちらはスポーク仕様のクラシック。より旧車的な雰囲気を愉しみたいのならこちらのモデルがオススメ。カラーリングも渋め。
レイアウトは変わらずとも着実に進化を遂げるボクサーツインは、扱いやすく心地よいフィーリングが魅力。現行モデルはDOHC4バルブの1,169ccである。
夢と現実が入り混じるモーターショー
誰でも足を運べばワクワクするモーターショー。メーカーにとってのモーターショーとは、持てる先進技術のお披露目と同時に、進むべき未来への方向性をユーザーに向けて大きくアピールする大事な場面である。
今回は現在ユーザーが購入できる、またはこの先購入が可能となる新型車両をセレクトしてみた。
そうした意味では、極めて現実的なモーターショーを誌面で展開したのである。
もちろん全ての車両を紹介できたわけではないが、どのモデルにもいまの時代に沿った先進の機能や流行のスタイルが取り入れられ、メーカーの思想を反映するヒントが盛り込まれている。
長年登場が噂されていたものもあれば、突然現れたようなものもあるが、それらは全て現実の市販車なのだ。現在のレベルでは量産や実現が不可能なコンセプトモデルの登場もいつかは必ず市販車として姿を現す。
その繰り返しでバイクは進化してきたのだ。
二輪の未来はショー出展モデルに込められている。各部の作り込みを観察すると、メーカーの本気度が分かるはずだ。