バランス良いニューモデル投入で勢いの良さを感じるカワサキ
カワサキモータースジャパン http://www.kawasaki-motors.com/
ブライトコーポレーション http://www.bright.ne.jp/
昨年の欧州ショーでは怒涛のニューモデル発表を行い、世界を驚かせたカワサキ。
今年に入ってから、それらのニューモデルが続々と日本でもお披露目されている。
新しいツアラーのニンジャ1000、SSの雄であるZX-10R、そしてW800と全てのモデルがブランニューなのである。
ミドルクラスへ投入したニンジャ250とニンジャ400のいずれも好調なセールスを誇る中、さらなる新規モデルの追加はカワサキの勢いを多くのライダーに植え付けたはずだ。
既にどの車両も市場へ投入されているが、評判はすこぶる良い。
スポーツ、ツーリング、クラシックと人気のカテゴリを新規モデルでしっかりカバーしたことで、カワサキのモデルラインナップのバランスは非常によくなっている。
スポーツツアラーの新機軸登場
Z1000をベースにフルカウルを装着してツアラーとしての機能を盛り込んだニンジャ1000。メリハリあるデザインも魅力的だ。
フロントカウルのスクリーンは三段階で高さ調整も可能でき、防風性は十分。エンジンパフォーマンスも扱いやすさ重視で文句なし。
ハンドルはセパレートタイプだが、大きく手前に引き上げられているために、快適なライディングポジションを取ることができる。
完全新設計となったパワートレイン。各部のレイアウトを大幅に見直し、車体の重心位置を高くすることで、俊敏なハンドリングの獲得にも貢献している。ピークパワーはなんと200.1PS!
車体中心からオフセットされたホリゾンタルバックリンクサスペンション。作動性と路面追従性を高めたスポーツ志向のサスユニットだ。
パワーとコントロール性に拘り、予測型トラクションコントロールシステムを採用する。誰にでも強大なパワーを引き出すことができる。
ZX-10R
欧州ショーでも話題をさらった11年型ZX-10R。各メーカー間の競争が激しいスーパースポーツクラスでもスパイスの効いた一台だ。
◎価格 159万6000円
◎ABS 170万1000円
往年の名車Wの現代版といえる車両がW800。エンジンのFI化と同時に足周りをはじめ、外装パーツの デザインなども改められ、よりWらしさが強調された。若者からベテランまで誰にでも空冷ビッグツインの味わいが楽しめる一台である。
ビキニカウルやシング風セミダブルシートの装着で雰囲気はカフェレーサーへと一変する。カスタムベースとしても魅力的な車両なのだ。
排気量を773ccと拡大してFIを採用したエンジンは、先代以上に豊かなトルク感を満喫することがで きる。見た目の美しさも拘りのポイント。