英国ブランドとして独自の立ち位置を貫くトライアンフは、並列3気筒エンジンと並列2気筒エンジンを主体に数多くのラインナップを生み出しているメーカーだ。2気筒モデルは往年の名車の雰囲気を、3気筒モデルは性能を追求することでしっかりと住みわけができているのだ。特に3気筒モデルはその独特なフィーリングと官能的なサウンドで熱狂的なファンを持ち、一度乗ると病みつきになると言われるほどである。
むき出しの二眼ヘッドライトという元祖ストリートファイターの出で立ちを貫くスピードトリプル。荒々しい3気筒を楽しむならコレ!
先代から最大トルクを7%アップした1050ccのエンジンは、135馬力を発揮。2気筒とも4気筒とも違った独特の回転フィールも健在である。
タコメーターはあえてアナログを採用して視覚的にもライダーを刺激してくれる。9500回転で最大出力を発生する。
TIGER800XC
タコメーターはあえてアナログを採用して視覚的にもライダーを刺激してくれる。9500回転で最大出力を発生する。
◎価格 128万3100円
◎ABS 137万7600円


TIGER800
排気量799ccの3気筒エンジンを搭載するニュータイガーは、コンパクトな車体を持つデュアルパーパスモデル。世界的に需要が高まるカテゴリーに一石を投じる一台だ。
◎価格 113万5050円
◎ABS 122万9500円
シャープなデザインと高いパフォーマンスが魅力のKTMは、オーストリアを本拠地とする歴史あるバイクメーカーだ。近年ではロードモデルの拡充にも力を入れており、現在ではツーリングモデルからモタード、スーパースポーツまで幅広いレンジをカバーしている。中でも今年の注目は先ほど発表されたデューク125だろう。原付2種枠ながら、妥協のない作り込みとKTMらしい走らせる楽しさは、市場でも大きな反響を呼びそう。
乗って良し、眺めて良しのミニデューク!
エンジンのピックアップも良く、ハンドリングも非常に素直。エンジンパワーを使いきる楽しみを誰にでも味わえるマシンである。
スイングアームや短いサイレンサーもデザイン上の大きなアクセント。125ccとは思えない作り込みである。
小さなバイザーに収まるデジタルメーターは視認性も良好。タコメーターはバー式で、ハイテクな雰囲気を醸し出している。