スポーツ志向のモデルを精力的にリリースしているスズキは、3月にGSX-RシリーズとGSR750の発表を行い、改めてスポーツバイクへ力を入れている姿勢をアピールした。やはり注目はスーパースポーツのGSX-Rだろう。発表された600、750共にフルモデルチェンジを受けて進化を遂げている。新型が出るたびに、これ以上の進化があるのか? と思わせるほどの作り込みを行うスズキだが、想像以上の結果をカタチにしてしまう技術力はさすがといえる。
また、同時に発表されたGSR750は運動性能の高さだけでなく、デザインでも輸入車に負けない個性を持たせたところも注目すべきポイント。ミドルクラスで評価の高いグラディウスと共に、ビッグネイキッドクラスでも大きな注目を集めそうだ。
R600、R750 がフルモデルチェンジ!


GSX-R600
フレームは肉厚の最適化を図ることで、1350gの軽量化を実現させると共に、車体のディメンションも見直してホイールベースも短縮。よりライダーが操りやすいポジションを生み出し、スポーツライディングを追求する。
ブレーキはブレンボ製軽量モノブロックキャリパーを新採用。フロントブレーキシステム全体で405gもの軽量化を果たす。
◎価格 126万円


GSX-R750
SS唯一のナナハンであるR750も、新設計フレームでR600同様の軽量化を実現。スイングアーム単体でも900gの軽量化を行う。エンジンは出力特性を2モードからチョイスできるS-DMSを装備する。
ドライブシャフトを中心に3度後方へ回転させることで、ショートホイールベースを実現。サーキットでの性能をさらに向上させた。
◎価格 137万5500円
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