
Jクルーザーのなかでも一大勢力を誇る人気シリーズが、ヤマハのドラッグスターだ。排気量別の豊富なラインアップと、ストリートにマッチした流麗なスタイリング、またバランスのよい走りが人気の秘密。中核を担う400ccには、ロー&ロングをスリムにまとめたDS4と、クラシカルで落ち着きあるDSC4があるが、今回試乗したのは後者。
ワイドタイヤやディープフェンダーの装備で大柄に見えるDSC4だが、じつは軽快な走りもこなせる。これは、フラットトルクを発揮する空冷エンジンの手助けが大きい。400ccなので押しの強い加速ではないが、上まで回さずとも交通の流れに乗れ、走っていてラクなのだ。乗り心地もよく、街乗りからツーリングまで幅広く楽しめそうだ。