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軽量化のため、フレームが激変
ローンチコントロールも追加装備
- DUCATI
- MONSTER
- 国内販売価格♦144万5000円~
5週連続でニューモデルを発表したドゥカティ・ワールド・プレミアの最後のモデルはモンスター。フレームを中心とした徹底した軽量化が行われ、車両重量188kgを実現。性能だけでなくその外見も大きくモデルチェンジしている。さらにビキニカウルとパッセンジャーシートカバーを装備したモンスタープラスもラインアップ。
フレームはトレリスフレームから脱却し、パニガーレV4と同じアルミ製のフロントフレームにすることでモンスター821のフレームから4.5kgの軽量化を実現。
SPECIFICATION
エンジン形式 |
水冷V型2気筒4バルブ |
総排気量 |
937cc |
ボア×ストローク |
94mm×67.5mm |
最高出力 |
82kW(111PS)/9,250rpm |
最大トルク |
93N・m(9.5kgf・m)/6,500rpm |
変速機 |
6速 |
全長×全幅×全高 |
NA |
ホイールベース |
1,474mm |
シート高 |
820mm |
車両重量 |
188kg |
タンク容量 |
14L |
タイヤサイズ |
F:120/70-17
R:180/55-17 |
ブレーキ形式 |
F:ダブルディスク
R:ディスク |
価格 |
未定 |
- 時代を作った初代モンスター
- DUCATI
- M900
1993年に登場した初代モンスターは、スーパーバイク譲りのフレームや倒立フォークなど、「ストリートファイター」を先取りしたようなセンセーショナルなモデル。それまでレース志向のファンが多かったドゥカティに、新しいファン層を多くもたらした。
- 中古相場:25.8万~32.6万円
気になる旧モデルの中古市場は?
DUCATI MONSTER821
ドゥカティ・モンスターといえば、やはりこの特徴的なトレリスフレーム。旧モデルの中古価格がどう動くかはニューモデルが受け入れられるかどうかにかかっているのではないだろうか。
中古相場:54万~137.3万円
異端児「モンスター」が切り開いた歴史
今でこそ誰もが認める人気モデルのモンスターだが、1993年に初めてドゥカティがモンスターM900を発売した時には、評価が二分された。ドゥカティのねらいとしては当時ヨーロッパでは、スポーツバイクは保険料が高く、乗りたくても乗れないライダーが多かった。そのためネイキッドの見た目にスポーツバイクの性能を持ち合わせたモデルを発売したのだが、ドゥカティに、フルカウルのレーシーなモデルをイメージしていたファンの目には異端に映ったのだ。
また、モンスターの特徴ともいえるトレリスフレームはネイキッドファンにも受け入れられなかった。その後、モンスターは性能が広まるにつれ爆発的な人気を獲得したのだが、はたして今回、軽量化のためトレリスフレームを脱却したモンスターは、どのように評価されるのだろうか。
※中古車相場価格はグーバイク調べ(2021年1月)。
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