バイクで楽しむ本気のアウトドア

週末、男は旅に出る バイクで楽しむ本気のアウトドア

近年のアウトドアブームにのっかって、バイクでもオシャレにキャンプを楽しむ若者ライダーが増えてきた。ここでは通常のキャンプから一歩進んだ、大人のアウトドア趣味のなかからバイクと相性がよいものを4つ紹介しよう!

Photo/Hiromu Inoue Text/Satoru Ii

バイク×パックラフト

バイクでは進めない水上も
コレなら楽しめる!

レンタルじゃなく、ツーリング先でボート遊びができるなんて考えたこともない人が多いのではないだろうか。しかもテントよりも小さく収納できて、準備も簡単。新しいバイク遊びにパックラフトは贅沢の極みかも?

パックラフト チャート
山下 晃和

山下 晃和
(やました あきかず)

バイクだけじゃなく、アウトドアやファッション業界でも幅広く活躍するモデル。これまでに40ヶ国以上を旅した生粋の旅人であり、サイクリスト。愛車のツーリングセローは今回の取材で記念すべき5万kmを突破。

湖上から望む景色 圧倒的な解放感

 我々バイク乗りにとって水上は未知の領域だ。オフロードバイクなら、ちょっとした川渡りくらいはできるが、決して湖の真ん中へは行けないし、転倒=水没のリスクが大きすぎる。ところが、テントのサイズ感でバイクに積載できるこの「パックラフト」なら、水上をスイスイ進んでいくことができ、バイクでは見ることのできない素晴らしい景色を見ることができる。
 カヌー、カヤック、SUPといった乗り物は重量もあり、収納サイズも大きいためクルマがないと難しいが、これならバイクで気軽に持ち運びが可能なのだ。
「パックラフトは6年前の夏に購入して今でも遊んでいます。パドルとライフジャケットがあればできるので、バイクとの相性もいいですし、湖の上を散歩するのは本当に癒やされます。水上から見る景色はバイクでは決して見られないものなので、感動的ですよ。また、パックラフトは川が最も得意なので、慣れてきたら川下りに挑戦してみてはいかがでしょうか?」と山下さん。
 パックラフトは今回紹介しているさまざまなアウトドア遊びのなかでも非日常感やモテ度も最高レベル。価格は10~15万円程度、ちょっと高く感じるかもしれないが、バイクのカスタムパーツだと思えば安い?

パックラフトを楽しむための最低限アイテム

小さく折りたたまれた本体(右上)、ライフジャケット(左上)、分割可能なパドル。これがパックラフトを楽しむための最低限アイテムだ。

インフレーションバッグを使って簡単に膨らませることができる

なんと空気入れは必要ない。付属の「インフレーションバッグ」を使えば簡単に膨らませることができる。

空気を抜いてたためるためこんな荷物で積載可能

パックラフトは空気を抜いてたためるため、こんな荷物で積載可能。しかも本体だけならトップボックスだけで事足りるのだ。

10分程度で準備完了 超簡単!10分程度で準備完了
水につけてからもう一度空気を入れ直そう

ワンポイントアドバイス

空気を入れてパンパンになっても、冷たい水につけると中の空気が収縮して余裕ができてしまうため、水につけてからもう一度空気を入れ直そう!

パックラフト遊びにオススメなバイクはコレ!

パックラフト遊びは海や湖、川がメインとなるため、ある程度ダート走行が可能かつ荷物を積んでも安定する排気量の大きいモデルがよい。パックラフトの重量は2~3kg 程度しかないため、大型免許を持っていない人なら250ccでもまったく問題ないだろう。

BMW Motorrad R 1250 GS Adventure

BMW Motorrad

R 1250
GS Adventure

新車価格:271万8000円~
中古相場:238万~262万円
SUZUKI Vストローム250

SUZUKI

Vストローム250
 

新車価格:58万800円~
中古相場:40.7万~61万円
HONDA CRF1100L Africa Twin

HONDA

CRF1100L
Africa Twin

新車価格:161万7000円~
中古相場:145.9万~153万円

※中古車相場価格はグーバイク調べ(2020年9月)。

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