ダートフリークカスタムでより
CRF450RALLYに近づける
HONDA
CRF250RALLY
ダカールレプリカ
CRF250RALLYにダートフリークから発売しているパーツ類を装着することで、まるで本物のHRCファクトリーマシンのように変貌を遂げる。マフラーやハンドルだけでなく、ボルト一本一本に至るまで徹底されている。
ラリーに憧れるならこんなマシン
KTM
390ADVENTURE
2019年までダカール・ラリー18連覇を成し遂げたKTMが、ファクトリーマシンのレプリカモデルとして開発したアドベンチャーシリーズの末弟が、2020年に発売したばかりの390だ。パワフルかつ扱いやすいエンジン特性で初心者にも優しい。
新車価格:¥759,000 中古相場:65.2万~70万円
HONDA
CRF1100L AfricaTwin
1980年代、パリダカラリーで優勝したNXR750をイメージして発売された市販デュアルパーパスモデル、アフリカツイン。その血脈を受け継ぎ現代に蘇ったアドベンチャーマシンがCRF1000L AfricaTwinから始まるこのモデル。
新車価格:¥1,617,000~
YAMAHA
Ténéré700
パリダカラリーで使われていたサハラ砂漠の中南部、テネレ砂漠の名を冠するアドベンチャーモデル。1989年に初登場したXTZ750スーパーテネレから始まり、XT1200Zスーパーテネレまで海外で脈々と続いていたテネレの名がついに国産モデルで復活。
新車価格:¥1,265,000
ラリーを意識したマシンカスタム
国内で開催される入門ラリー競技であれば、ほとんどノーマルの状態でも参戦することができるため、ラリーのためのカスタムというのは難しい。しかし、よりファクトリー感を出し、かつオフロード走行に適したマシンに近づけることはできる。
シートコンセプト
コンフォートコンプリートシート
¥42,503(税込)~
シートはただお尻を支えるだけじゃなく、マシンをコントロールするうえで重要なパーツの一つ。ライディングポジションや足つきにも大きな影響を与える。長距離走行でも疲労が少ない形状と、滑りにくいシートカバーを採用している。
IMS
ビックタンク/ CRF250L用
¥46,200(税込) 容量:11.4L
長距離を走るラリー競技では、給油ポイントまで無給油でたどり着くことが求められる。そのため、ノーマルより大きいサイズの燃料タンクを装備する。もちろんツーリングでも北海道や九州などガソリンスタンドの少ない地域では重宝するカスタムだ。
さまざまな天候に対応したラリー用ライディングギア
Honda
TOUR CROSS 3 AF
¥55,000(税抜)
アライヘルメットのオン・オフ両用ヘルメット、ツアークロスのトリコロールカラー。オフロード走行時には、シールドを外してゴーグルを着用することもできる。アフリカツインやCRF250RALLYにベストマッチ。
ALPINESTARS
アンデスプロ ドライスタージャケット
テックエアー コンペティブル
¥74,800(税抜)
各所に多くのエアベンチレーションを配置し、ジッパーで開閉が可能。さらに耐摩耗性の高い生地を使うことで破れにくく作られている。ウエストや袖にアジャスターを配置することで体型に合わせてフィットし、ライディングを妨げない。
ラリーマシンはシルエットが命
近年、世界中でブームが到来しているアドベンチャーマシン。ここで紹介した以外にもカワサキのVERSYSやスズキのVストローム、BMWのGSシリーズなど、国内外問わず多くのメーカーからさまざまな排気量で充実したラインアップが登場している。
しかしその性能は、しっかりオフロードの走行性能が高められたものから、見た目だけアドベンチャータイプのツーリングバイクまでさまざまなのだ。どちらを選ぶべきかは目的によって変わってくるのだが、より今回のテーマに沿った、ダカール・ラリーを意識したモデルを写真付きで紹介させてもらった。
ラリーマシンの一番大きな特徴は、ラリーコンピューター(競技中にルートを確認するためのコマ図をセットする機械)をコックピットに収納するためにヘッドライトやスクリーンが高い位置に装着されていることだ。このカスタムは容易ではないため、ラリー独特のシルエットに憧れるライダーには慎重なマシン選びが求められる。
もちろん、セロー250など通常のオフロードバイクを改造してラリー競技に参加するライダーも多い。絶対的な最高速度こそ低いものの、軽量で扱いやすく、ラリー入門者には適した選択といえるだろう。
※中古車相場価格はグーバイク調べ(2020年6月)。