NCシリーズのライバルと派生モデルにも注目!

近年は日本でも活況のミドルクラス
NCシリーズのライバルと派生モデルにも注目!

初代NC700X/Sの登場とヒット、そして750シリーズへの熟成は、ライバルメーカーのミドルクラス開発にも火をつけた。各社がより廉価でフレンドリーな機種を独自のこだわりを盛り込みながら開発。NCシリーズのライバルとなる国内仕様車が増えた。一方、NCシリーズはプラットフォームベースとしても活用され、そのエンジンやフレームを使った派生モデルも複数登場している。ホンダのニューミッドコンセプトが、ナナハンブームが終わって以降マイナーだった日本のミドルクラスに新風をもたらしたのだ!

NC系のパワーユニットを
使いながら
大幅変更で独自の世界観に
HONDA X-ADV

NCシリーズのうちスクータータイプのインテグラは廃止となったが、その代わりに2017年型で発売が開始されたのがX-ADV。ただし、エンジンこそDCT仕様のNC750系がベースだが、外装から足まわり、パワーユニットのセッティングに至るまで、徹底的に専用化が施されている。ラリーテイストの大画面液晶パネルやキーレスエントリーシステムもX-ADV専用。アドベンチャーとスクーターを融合させた個性的なモデルだ

新車価格●123万6600円

中古相場価格●87~103万円

X-ADV
X-ADV 大画面液晶パネル
X-ADV キーレスエントリーシステム
NM4-01
NM4-02

スタンダードミドルシリーズが 近未来スタイルに大変身
HONDA NM4-01/02

DCT仕様のNC750シリーズ用エンジンを使いながら、近未来感のある独自のスタイルを確立したのがNM4。フロントカウルにバックミラーをビルトインし、内側に小物入れを備える。後輪は200mm幅。後席は、ライダー用のバックレストとしても使用できる。02はテール部の左右にもボックスを備え、ETC車載器とグリップヒーターを標準装備

新車価格●NM4-01:102万600円~

中古相場価格●NM4-01:60~87万円

新車価格●NM4-02:118万2600円

中古相場価格●NM4-02:75~95万円

走りの楽しさも追求した
NC750Sの最大のライバル
YAMAHA MT-07<ABS>

優れたコストパフォーマンスだけでなく楽しい走りも追求したモデルとして、2014年に新登場した。689cc水冷並列2気筒エンジンは270度クランクを採用し、スロットル操作に対して機敏なレスポンスと、優れた中回転域トルクを発揮する。2018年型でマイチェン

新車価格●77万7600円

中古相場価格●40~70万円

YAMAHA MT-07〈ABS〉
SUZUKI SV650<ABS>

伝統のVツインを搭載しながら
価格低減も図ったネイキッド
SUZUKI SV650<ABS>

かつてはアルミ製フレームを採用していたが、2016年型でグラディウスをベースとした鋼管トラスフレームの現行型に。伝統の645cc水冷Vツインエンジンを搭載しながら、価格低減も実現している。2018年には、派生型としてカフェレーサースタイルのSV650Xも登場

新車価格●73万8720円

中古相場価格●47~69万円

KAWASAKI Z650

2017年に国内販売を開始して
NC750Sなどに対抗
KAWASAKI Z650

国内市場には2017年型で導入開始。気軽に乗れる扱い易さと優れたスポーツ性能を両立したライトウェイトスーパーネイキッドとして、鋼管フレームに最高出力68馬力の649cc水冷並列2気筒エンジンを搭載している。アシスト&スリッパークラッチを標準装備する

新車価格●78万6240円

中古相場価格●60~74万円

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