新たなトレンドを生んだNCシリーズは 短期間で深い歴史を持つ!

NCシリーズ
&派生モデルの
おもな変遷
(車体色変更などを除く)

新たなトレンドを生んだNCシリーズは
短期間で深い
歴史を持つ!

初代デビューからまだ6年が経過したばかり。しかしその間に、排気量拡大やスタイル刷新、装備の充実化に数々の派生モデルが登場・・・とNCシリーズは濃密な時間を歩み続けてきた!
2012年
2月
ニューミッドコンセプトの第一弾として
NC700Xが新発売
NC700X
ニューミッドコンセプトの
先陣を切ったモデル
HONDA NC700X

ホンダ・ニューミッドコンセプトの第一弾として発売。鋼管製ダイヤモンド型フレームに、最高出力50馬力の669cc水冷並列2気筒エンジンを搭載。前後17インチホイールを履いたロードアドベンチャーモデルにまとめている。60km/h定地走行燃費は41.0km/L

中古相場価格●25~60万円

4月
ネイキッドタイプのNC700Sと
DCTを採用したスクーター型の
インテグラも登場
NC700S

より普遍的なスタイルの
ネイキッドタイプも人気に
HONDA NC700S

NC700Xと共通化されたフレームやエンジン、前後ホイールなどを使いながらネイキッド系に仕上げたNC700Sが、少し遅れて新登場。NC700Xと同じく、通常なら燃料タンクとなる部分に21L容量のラゲッジスペースを備え、まずはマニュアルクラッチ仕様がデビュー

中古相場価格●24~50万円

INTEGRA

DCTの気軽さを最大限に生かした
スクータータイプもラインナップ
HONDA INTEGRA

モーターサイクルが持つ走りの楽しさとコミューターの快適性や利便性を、高い次元で融合させたモデルとして発売。クラッチ操作なしで発進停止や自動または任意の有段変速が楽しめるデュアル・クラッチ・トランスミッションを採用。基本骨格はNC系と共通だ

中古相場価格●43~65万円

6月
NC700Xにローダウン仕様のタイプLDと
DCT&ABSを搭載した仕様が登場
NC700SにもDCT&ABS仕様が追加
NC700X Dual Clutch Transmission<ABS>
旅や日常で気軽な走りを生む
DCT仕様もすぐに追加
HONDA NC700X
Dual Clutch
Transmission<ABS>

マニュアルクラッチ仕様やインテグラから少し遅れて、NC750XとNC750SにもDCT仕様が追加された。このDCT仕様のみ、ABSを標準装備。変速は、自動変速のDモードとSモード、任意変速のMTモードが選べ、自動変速時もスイッチによるシフトアップ&ダウンが可能

中古相場価格●35~75万円

2013年
7月
NCシリーズをベースとした
クルーザーのCTX700Nが新登場
8月
CTXシリーズのうちハーフカウルを
装備したCTX700も発売開始
2014年
1月
745cc仕様に排気量拡大および細部
をより熟成したNC750X/Sが登場
NC750S
排気量拡大と細部熟成で
より力強いトルク特性に
HONDA NC750S

745ccに排気量が拡大され、従来の1軸バランサーを2軸化することで振動を低減。変速機のハイレシオ化や、DCTの変速特性変更も施された。NC750S/Xはメーターも熟成され、インテグラはアルミ製スイングアームを採用

中古相場価格●38~60万円

2月
インテグラが745ccに 排気量拡大&細部熟成

気軽な価格設定と
優れた低燃費性で勝負

初代NCシリーズは、「気軽に手が届く、大幅に価格を下げた大型二輪クラスのバイク」を開発当初の命題に掲げていた。その中で開発陣は、「走行性能も、日常で使い切れる程度の気軽に乗れるレベルにすることで、価格低減も図れる」という思想にたどり着く。そこからさらに発展して、「それなら、燃費性能は徹底的に追求して、どこまでも気軽に走り続けられるような仕様に・・・」と、開発の方向性が固まっていった。
一方、価格低減という点に関しては、シンプルな車体構成の採用に加えて、部品の製造方法などを徹底的に見直して効率化と省資源化を図り、海外からの部品調達も実施することで達成。NC700X、NC700S、インテグラと3機種を設定しながらも、エンジンやメインフレームだけでなく前後ホイールやブレーキなど多くの部品を共通化することで、開発と製造のコストを削減している。

4月
NC750X、NC750S、インテグラに
ETC&グリップヒーター付きの
Eパッケージが追加
NCシリーズをベースにした
近未来スタイルのNM4-01が発売開始
6月
NM4-01の進化型として、
ユーティリティボックスや
ETCなどを備えたNM4-02が登場
2015年
3月
NM4-01/02が
全11色のカラーオーダープランに対応
2016年
1月
NC750Xがスタイリング刷新や
DCTを含む各部を熟成
NC750X

スタイリングの大幅刷新で
シャープなルックスに変貌
HONDA NC750X

NC750Xのスタイリングが一新され、イマドキの外観に。ヘッドライトやテールランプはLED化され、乗り心地に優れるデュアルベンディングバルブ仕様の前サスや、リヤサスのプリロード調整機構も採用した。DCT仕様は、Sモードが3種類にレベル設定できるなど熟成

中古相場価格●49~68万円

NC750S

Xと同様にSも
排気系やDCTなどを熟成
HONDA NC750S

Sモードの3レベル化や、自動変速時の坂道斜度に応じた変速制御導入といったDCTの熟成や、マフラーおよび前後サスの仕様変更などは、NC750Xと同様。ETC車載器とグリップヒーターが、それまでのDCT<ABS>仕様Eパッケージだけでなく全車に標準装備となった

中古相場価格●40~59万円

2月
NC750Sもモデルチェンジ
ETCとグリップヒーターは全車標準装備化
3月
NM4-01/02がDCTの仕様や
マフラーなどマイナーチェンジ
2017年
4月
DCT仕様のNC系エンジンを使った
アドベンチャーのX-ADVがデビュー
2018年
4月
NC750Xがマイナーチェンジ
ABS仕様へのトラコン追加やシートのローダウン化など
NC750SはABS搭載仕様のみに
X-ADVはトラコンや
オフロード走行対応のGスイッチを搭載
NC750X

ABSを搭載したふたつの仕様に
トラクションコントロールを追加
HONDA NC750X

2018年型のNC750Xは、ABSの有無が選べるMT仕様と、ABS付きのDCT仕様をラインアップ。ABSなしのMT仕様以外は、ETC車載器とグリップヒーターを標準装備し、2レベル+オフに切り替えられるトラコン機構が新採用された。シート高は800mmにローダウン化

新車価格●74万3040円~94万6080円

中古相場価格●48~70万円

NC750S

ABSが全車標準装備となり
カラーバリエーションも変更
HONDA NC750S

4月にリニューアルされた新販売網のホンダドリーム店で購入できる2018年型は、ABSが全車標準装備となり、カラーバリエーションも変更されている。ちなみに2016年型以降のNC750S/Xはラゲッジスペース容量が従来比で1L拡大され、液晶メーターの表示面積も大きい

新車価格●74万880円~82万2960円

中古相場価格●66万円

※中古車相場価格はグーバイク調べ(2018年5月)。

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