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- エンジン形式
- 水冷単気筒DOHC4バルブ
- 総排気量
- 249cc
- ボア×ストローク
- 76.0mm×55.0mm
- 最大出力
- 20kw(27ps)/8,500rpm
- 最大トルク
- 23Nm(2.3kgf・m)/7,000rpm
- ミッション
- 6速
- 全長×全幅×全高
- 2,035mm×720mm×1,125mm
- ホイールベース
- 1,370mm
- シート高
- 780mm
- 装備重量
- 161kg(ABS車は165kg)
- タンク容量
- 13L
- タイヤサイズ
- F:110/70-17M/C 54S
R:140/70-17M/C 66S
- カラー
- パールヒマラヤズホワイト/ミレニアムレッド/ブラック
- 価格
- 44万9400円
49万9800円(ABS)

- 一台だけシングルエンジンなので、パワーは物足りないのかなぁ〜、と思っていたら……その反対。滑らかというより荒っぽくて力強い吹け上がりで、回すとパンチがある。ほかの車両に比べると乗り心地とかは少し硬めだけど、その分キビキビ走れてとってもスポーティ。峠道でもラインがビシッと一発で決まる。軽くて峠道で自由自在。元気の良さと、際立つスポーツ性が魅力のバイク。

- シングルエンジンって高回転でパワーが頭打ちになって、ここぞ! って時に物足りなくなるんだけど、コイツはその領域で想像以上に頑張ってくれる。低速のトルク感は希薄だけど、上がオイシイからそれも我慢できる。街中でチンタラ走るよりも、郊外でガンガン開けて楽しみたいバイク。バンクさせるときのヒラヒラ感はホント最高だから、タイトな道で格上バイクを追い回すにもピッタリだと思う。

- スリムでコンパクトな車体とキリッと引き締まった“小顔”。ホンダらしい洗練されたスマートなデザインが目を惹く。スペックを確認するまでもなく、取り回しは4台中最も軽い。跨ってみるとハンドルは意外と高め。シートはスリムで足着きは良好、しなやかでストローク感のあるサスペンションと相まって乗り心地もいい。水冷DOHCのシングルエンジンは弾けるトルクが持ち味で、8000rpm前後がパワフル。単気筒とはいえ、回してなんぼの楽しいエンジンだ。一方で、5000〜6000rpmあたりのトルクフルなミドルレンジを使って、シングルらしい鼓動感を楽しみながら走ることもできる。極低速もけっこう粘るしハンドルも切れるので、街乗りなども実用的。とにかく軽快で、タイトなワインディングでも右に左にヒラヒラと切り返しながら自在に操れる。エンジンブレーキはやや強めに出るので、ギア選択はシビアになりがちだが、それも含めてシングルの醍醐味と言えるだろう。特筆すべきはコンバインドABSで、圧倒的に止まるし雨天でも抜群の安心感だ。トータル的に完成度が高く、シングルスポーツの楽しさを満喫できる。

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