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話題のNewモデル一気乗り
KTM200 DUKE

Text / GooBike

125と共通の車体のため、ライバルとなる250クラスの車両より一回り小さい。そのコンパクトさが、走りの軽快さをより一層高めている。

全長×全幅×全高=2,029×836×1,267mm排気量199.5cc
車両重量126kg最高出力19kW(26ps)/ 10,000rpm
48万9000円

エンジン 開けることが楽しくなる!
200ccながら、スロットル開け始めから高回転域まで、パンチのある走りが楽しめる。とにかく扱いやすい特性なのだ。

フロント 個性派にもオススメのスタイル
ひと目でKTMとわかる顔つき。たとえ小排気量モデルでもデザインに手を抜かないKTMのバイク作りを表す一面だ。

 昨年登場したKTMの小排気量ロードスポーツバイクが125デュークだ。適度なパワーにしっかりとした車体は、125ccながら走る楽しさを充分に感じさせてくれるもので、試乗した際の印象はとても良かった。

 それから約一年、その上位機種となる200デュークが遂にデビューした。車体は125デュークとまったく共通で外装も然り。だから、シュラウド部分の『200』ステッカーか、ナンバープレートを見ない限りは一目で125か200かを判別することはできないほどソックリな作りである。

 エンジンは完全に新設計された200ccシングル。フレームが共通だから、マウント位置は同じだけれど、クランクケースからシリンダーまですべてが新造されたものだ。

GooBike Comment

とにかく走りが小気味良いデューク。車体サイズも手ごろだから、気軽に毎日乗りたいと思えるのは大きなポイント。実際、街中でもヒラヒラと楽しく走らせることができる。これからチューニングパーツもどんどん出てくるだろうから、走りを磨く方向でカスタムして、サーキット走行や峠マシンとして鍛え上げていくのもイイ。40万円台の価格も非常に魅力的だし、遊び倒すセカンドバイクとしてのチョイスも大いにアリ!

125に試乗した際には、車体がエンジンパワーに勝っている印象が強かったが、200を走らせると、車体とエンジンの組み合わせがいよいよベストに近づいたのではないか、と思うほど優れたバランスだ。

 今回、サーキットで試乗を行ったが、ストレートで全開にした後にフルブレーキングしてヘアピンへ進入するような状況や、ハイスピードのまま左右に切り返すS字コーナーでも、車体が負けて怖い思いをすることはなかった。車体の剛性が足りないと、ライダーが不安を感じるような挙動に陥りやすいが、デュークなら大丈夫。

 排気量こそ200ccだが、軽くて剛性感のある車体を生かして走れば、ニンジャ250やCBRといい勝負ができるほどのポテンシャルを持っている。

 250クラスシングルに新たな ファンモデルの登場だ。

 今回は、登場したばかりのホットな車両ばかりをピックアップして、インプレと使い方の提案を行ってみた。どの車両もメーカーの思想や最近の世相をよく反映した作りであり、それぞれに違うベクトルで新しい価値観を創造しようとしていることがわかるはずだ。
 読者の中には、「新車なんて興味ないよ」という人もいるだろう。しかし、新車が登場することで中古市場が大きく変わることを忘れてはいけない。たとえば型落ちとなったモデルの相場が大きく上下したりするのはよくあることだし、画期的な新型車登場によって、同じカテゴリに属する車両に注目が集まって相場が動いたり。こうした事例は過去に幾度となく発生している。
 だから、中古車の買い時を逃さないためにも、新車情報は逐一チェックしておこう。

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