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ハーレーなんて恐くない、どころか優しいです。このバイク
スポーツスターファミリー ハーレーなんて恐くない

ハーレーなんて恐くない、どころか優しいです。このバイク

 毎年、盛夏に開催されるハーレーの次年度モデルの試乗会は、見ても乗ってもテンションが上がる。

 何故か。一言でいってハーレーが持つ威光に酔えるからだ。若い頃、ツーリング中、里山の風景の中でバイクを止めると、地元のお年寄りに聞かれるのが「お兄ちゃんのオートバイはナナハンかい? ハーレーかい?」であった。400のバイクに乗る僕は、どっちでもない、と答える(笑)。バイク乗りじゃない人にこれほど知られるブランドを他に知らない。それでいてハーレーは、好き嫌いに関わらず、バイク乗りに畏敬の念を抱かせる。実際に乗ると、恐くも難しくもない。むしろ走り出した直後から楽しい。それがハーレーだ。

 ハーレーにはモデルラインに、5つのファミリーがある。概況としてここ数年、ハーレーはカスタムテイストを強く打ち出す方向に動いている。コンサバティブなモデルよりも、より個性的なモデルへという流れだ。しかもトレンドの先端をゆくようなスタンスで、しっかりトレンドを追いかけていたりするのだから巧い。

 883、1200のエンジンを積むスポーツスターファミリーは、安いハーレー、というイメージを払拭。本国でも人気のロードグライドを擁するツーリングファミリーではロングツーリングの決定版と言えそうなロードグライドウルトラをリリース。ソフテイルファミリーには電装改革とABSを装備。そしてダイナファミリーには魅力的な新色が追加されたりと話題は尽きない。さて、楽しめるその世界を覗いてみよう。


モータージャーナリスト 松井 勉

モータージャーナリスト 松井 勉

パリダカにも参戦したことがあるアドベンチャーライダー。ってな感じで紹介するとオフ派に思われがちだが、じつはハーレーの魅力にとりつかれた1人としても有名なのだ。長い手足でダイナミックなライディングが魅力。

知っておきたいハーレー基礎知識

車名でFL○○、FX○○、FXD○○とかあるけど記号の意味を教えて!
ざっくり言えば、FLはトラッド、FXはカスタム系。そのなかで、XLはスポーツスターファミリー、FLHと続くのはツーリングファミリー、VRSCはV-RODファミリー、FXDとくればダイナファミリー、FLSTとFXSTはソフテイルファミリー。その後に続くアルファベットが固有のモデル名を表している。70年代に当時のFLモデルにスポーツスターのパーツを組み合わせた軽快なビッグツインを製作。両親から一文字づつもらい名前をFXとした。それが記号のツボだ。

AT限定二輪 AT限定二輪

カタログのエンジン型式に書かれている88、96、103、110ていったい何?
いったいナニ?と言われればそれはエンジンの排気量のこと。アメリカで使われる排気量の単位は1立方インチが基本。1インチは約2.54cmで、その立方体=キュービックインチは約16.387ccとなる。あとは96とか110にかけ算してみてね。ちなみに一部のツーリングファミリーに装備される外気温計は、アメリカ仕様の華氏表示。摂氏表記のメーターのほうが、絶対嬉しいって、日本人には。

2011年モデルはココに注目!

スポーツスターファミリー
・ニューモデル(XL883Lスーパーロー、XL1200Xフォーティエイト)の登場
・883のファイナルが変更

ツーリングファミリー
・ニューモデル(FLTRU103)登場
・FLHTCU103がツインカム103エンジン搭載CVOモデル

CVOモデル
・全モデルにツインカム110エンジン搭載 

ソフテイルファミリー
・ABS採用
・BCMモジュール採用
・ハンドコントロール採用

ダイナファミリー
・FXDBが新価格

VRSCファミリー
・VRSCDXが新価格

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