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YCC-S ヤマハ FJR1300AS
YCC-S ヤマハ FJR1300AS

クラッチ操作を排除してライダーの負担と疲労を軽減
ロングランでも左手さんは疲れ知らず!?

YCC-S ヤマハ FJR1300AS

 発進および停止時やシフトチェンジ時のクラッチ操作が一切不要で、ギアセレクトは常にライダーが行なう仕様となっているのが、ヨーロピアンツアラーのFJR1300ASだ。

 クラッチは電子制御化されていて、発進は1速に入れてアクセルを開けるだけ。アクセル開度一定のままシフトアップ&ダウンもでき、ダウン時には絶妙な半クラッチ状態を自動で作ってくれるから、変速ショックも少ない。

 シフトチェンジは、左足ペダルも加えて、左手側に設けられたパドルレバーでも可能。いずれも電気信号を送るためのスイッチでしかないが、操作フィーリングはとても良い。

 自動変速モードの設定はないが、長旅の疲れを和らげてくれる機構だ。

YCC-S ヤマハ FJR1300AS
 水冷並列4気筒SOHC 4バルブ
 1298cc  79×66.2mm
 105kW(143ps)/8000rpm
 134Nm(13.7kg-m)/7000rpm
 2230×750×1450mm
 805mm  295kg  25L
 F120/70ZR17 R180/55ZR17
 165万9000円〜
YAMAHA FJR1300AS SPEC
ヤマハ FJR1300AS

通常タイプのFJR1300Aと同様のエンジンおよびクラッチ機構を備えながら、クラッチ(油圧式)のマスターシリンダー部に、DCモーターによるアクチュエーターを組み込み電子制御化している。

電子制御技術を惜しみなく使ったYCC-S

YCC-S

ライダーによる発進時の半クラッチ操作を必要とせず、エンジン回転数とスロットル開度に応じてクラッチを最適に電子制御するのが、YCC-S(ヤマハ・チップ・コントロールド・シフト)だ。クラッチの作動をギアシフトと連動させるため、シフトチェンジ機構もバイ・ワイヤー化されている。

ヤマハ FJR1300AS パドルレバー

変速は、左足のシフトペダルだけでなく、パドルレバーでも可能。だが、手元のレバーを作動させるためにはハンドルスイッチ根元部にある丸いボタンを押して、レバー操作をスタンバイ状態にする必要がある。

クラッチ操作なしでシフトアップが可能

BMWでは、K1300RやS1000RR(いずれもプレミアムラインのみ)のように、ギアシフトアシスト機構が標準装備されたモデルがある。これは、点火とインジェクションをごく短時間遮断することで、クラッチやアクセルを操作することなくシフトアップを可能とするシステム。これにより、スポーツライディング時のシフトアップに掛かる時間を短縮させている。

BMW K1300R
 水冷並列4気筒DOHC 4バルブ
 1293cc  80×64.3mm
 127kW(173ps)/9250rpm
 140Nm(14.2kg-m)/8250rpm
 2233×856×1230mm
 790mm  243kg  19L
 F120/70ZR17 R190/55ZR17
 221万4500円
BMW K1300R

ロードレースの世界では、「シフター」などという呼び名でメジャーな存在だが、量産市販車でこれを採用するのは、かなりめずらしい。

※中古平均価格はGooBike.com 8月調べ

:エンジン:排気量:ボア×ストローク:最高出力:最大トルク:全長×前幅×全高:シート高
:車両重量:燃料タンク:タイヤサイズ:新車価格

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